■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) [シミュレーションゲーム・ミリタリーヒストリー・ストラテジー・アナリシス]】Command Magazine(コマンドマガジン)

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「コマンドマガジン第39号」コマンドマガジン第39号

 

発売日:2001年6月20日

価 格:3,780円

 

■コマンドマガジンWEBサイト─在庫なし

◆付録ゲーム

 

■ベルリン総進撃

■モスクワ攻防戦(フランク・チャドウィック)

■掲載記事

 

第二次欧州大戦後半戦作戦事典/ここより千年帝国!『ベルリン総進撃』完全リプレイ/大戦後半戦書籍・映像ガイド/『ベルリン総進撃の基礎知識』/大戦末期の連合軍の部隊編成/ゲームの中の帝國陸軍(『沖縄』紹介)/風林火山の旗の下に/地中海日報/ソロマニ・リム通信/GMT東部戦線シリーズ徹底紹介/見敵必戦──「アメリカで会おう!」 他

◆ダウンロード・サービス

 

■モスクワ攻防戦用[カラーマップ][チャート

■エラッタ/Q&A

[1.5 マーカー(訂正)]

ヒトラーが少年兵と握手しているマーカーは、選択ルールで用いる「ヒトラー・マーカー」です。

【ユニット(訂正)】

独第5SS軍団の配置/登場コードはルールブックが正しく「Y」です。英第61軍団は、カナダ第1軍団の間違いです。独第65zbv軍団の名称が第65zvbになっていました。独第1SS装甲軍団の裏面にドット(●)が印刷されていますが、これは不要です。緊急補給マーカーが用意されていませんでした。上記の訂正に関しては、40号のカウンターシートに正しいものが含まれていますので、差し替えてご使用ください。

【地形影響表(追加)】

山岳に見られる濃いヘクスサイドは妨害ヘクスサイドです。このヘクスサイドを越えて移動、戦闘を行うことはできません。

[13. 英米軍の海上移動]

バルト海及び黒海に対して強襲上陸、海上移動を行うことはできません(第三次大戦シナリオのみ実施可能)。

 

■ユニット(追加) 前述した通り、『ベルリン総進撃』と『End of the〜』は別ゲームであり、それ故ユニットの内容も一部、異なっています。上記訂正ぶんを除き、テストプレイは第39号付属のユニットで行われています。以下に、『End of the〜』版のユニット差し替え・追加リストを掲げますので、プレイヤーの合意によりご自由にご利用ください。

 

ユーゴスラビア軍ユニットの移動力を5→6に変更。

 

ソ連軍に第58軍を追加。

 

独高射砲軍団の攻撃力を5→0に。

本誌第39号附録「ベルリン総進撃(Rush on Berlin)」ですが、発売後ゲームバランスに若干の偏りがあると指摘されてきました。そこでここ数ヶ月間に渡り度々行われてきた、バランス確認のテストプレイの結果、以下のルール改訂が公式に適用されることになりました。この改訂によって、やや連合軍に優位かといったバランスになり、「ベルリン総進撃」というテーマに、より相応しい熱戦が繰り広げられるようになります。

 

6.9 枢軸軍の補充(改訂) 選択ルールであったドイツの補充ドクトリン〔22.1参照〕を正式に採用します。またこれに伴う補足説明として、壊滅ボックスに機械化軍団がない場合、受け取った機械化補充ポイントは、マップ上でステップロス状態にある機械化部隊の補充に使うことができます。ただしこの場合、受け取った機械化補充ポイントを非機械化補充ポイントとして使うなら、まず壊滅ボックスにある軍団の再建に使わなくてはなりません。

 

なお例外として、独予備軍団を増強〔6.9.6参照〕する場合に限り、たとえ壊滅ボックスに再建可能な軍団があったとしても、枢軸軍プレイヤーの任意で予備軍団増強に補充ポイントを使用することができます。

 

9.5 補給ユニット(改訂) ソ連軍の補給ユニットに限り、戦略移動を行うことができます。ただし補給ユニットは、戦略移動を行ったそのターンには、攻撃補給としては消費することができません。これを表すため、その補給ユニットにはターン終了時まで戦略移動マーカを載せておき、攻撃補給に使えないことを示しておきます。

 

11.2 連合軍の戦略移動(補足) ソ連軍の補給ユニットは戦略移動を行うことができますが、1ターンに1ユニットまでという、この制限に含まれます(補給1、部隊1ではなく、いずれか1ユニットです)。

 

16.5 戦闘結果(改訂) 重要「総統死守命令」 枢軸軍に限り、それが攻撃か防禦かを問わず、戦闘結果を被った際にはまず最初に1ステップロスしてからでないと退却を選択できません。例えば、独軍とハンガリー軍のスタックが敵に攻撃を受け、戦闘結果3を被ったとすると、まず1ステップロス(この場合、より防御力の高いユニットに損害が適用されるのに注意してください)したあとで、2ヘクス退却できます。

 

解説 バランス問題の原因は、蹂躙攻撃や上陸/空挺攻撃を除いて、「E」以外の結果を全て退却で満たせることでした。このため退却させられはしたけれど、次の移動でたちまち舞い戻ってくるという、おかしなピストン防禦が可能でした。またその柔軟性ゆえに、苦しいはずのゲーム中盤以降、枢軸軍の補充ポイントが使われずに捨てられるといった、到底ヒストリカルとは認めがたい展開になりがちでした。これを是正するために、1ステップロス強要と壊滅ボックスからの優先補充を、公式ルールとしました。この改訂により枢軸軍は、史実に近い焦燥感と緊迫感を存分に味わうことができます。

 

20.7 戦場の霧(原則として削除) 公式ルールにおいては、この選択ルールは原則として使用しません。ただし参加者全員の合意が得られるなら、採用してもかまいません。その場合、枢軸軍側にゲームバランスが傾くことを、ご承知おきください。

Q:攻撃補給はいつ判定するのか。初期補給判定の時か、それとも攻撃の時か?それによって補給カウンターが移動する前か後かが異なるので重要(攻撃の時かと思っていたのですが、それならば攻撃補給マーカーの存在意義が感じられなかったので……)。

 

A:攻撃の瞬間です。あくまで攻撃補給マーカーは、ソロプレイの時などに攻撃する場所を忘れそうな時に使うためのもので、絶対必要なマーカーというわけではありません。

Q:ソ連軍の補給カウンターの登場について。バグラチオン作戦を宣言した場合、第2ターンは3個、それ以後は2個ずつのカウンターが登場する。では第1ターンはいくつなのか。2個で良いのか。

 

A:はい、2個です。

Q:蹂躙攻撃において、最終的に防御側を除去することができない場合、同一ヘクスにスタックしているドイツと連合軍はどう扱うべきなのでしょうか? 攻撃側の連合軍とそのままスタックさせたままにしておくのか、それとも連合軍は1ヘクス戻すのか?

 

A:ルール〔15.3〕蹂躙攻撃の解決の記述に従い、最終的に防禦側を除去または退却させられなかった蹂躙攻撃側は、蹂躙攻撃を解決する直前にいたヘクスに戻り(要は同一ヘクスにスタックしている状態から1ヘクス戻す形となります)、そこで移動を終えます。

Q:補給ユニットが登場して配置された後、他のドイツ軍ユニットのように2倍の移動力で移動することができるのか?

 

A:いいえ。ルール〔10.1〕7行目の記述にあるように、補給ユニットは戦略移動や登場時の2倍移動は行えません。

Q:3-4-5のユニットを解散させて補充ポイントを増やすことができるが、これは表面が3-4-5の部隊に限られるのか?裏面が3-4-5である場合には適用されないのか?予備軍団は裏面が3-4-5だが、これも解散させることができるのか? 逆に表面の場合は、解散させられないのか?

 

A:ルール〔6.9〕第7項に従って、表面が3-4-5の部隊に限定されます。1-1-4予備軍団の場合、補充を行って3-4-5となったなら、解散させて補充ポイントを増やすのに使用できます。

Q:3-4-5を解散させるタイミングは増援フェィズか?それとも任意のタイミングか?

 

A:独軍増援/補充フェイズに行います。そしてその次のターンに枢軸軍が受け取る非機械化部隊用の補充ポイントが1増えます。