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■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「コマンドマガジン第61号」コマンドマガジン第61号

 

発売日:2005年2月20日

価 格:3,780円

 

■コマンドマガジンWEBサイト─在庫なし

【付録ゲーム】
ウーグモン(ラルフ・ブラウン&ショーン・マッケヴォイ)
河井継之助―最後の賭け― (砂漠のキタキツネ)

付録ゲーム『ウーグモン』マップ(A1サイズ)

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「付録ゲーム『ウーグモン』マップ(A1サイズ)」

 

◆ウーグモン邸宅敷地周辺

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「ウーグモン邸宅敷地周辺」

 

◆『河井継之助―最後の賭け―』マップ(A3サイズ)

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「『河井継之助―最後の賭け―』マップ(A3サイズ)」

 

◆『ウーグモン』使用ユニットの一部

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「『ウーグモン』使用ユニットの一部」

 

◆『河井継之助―最後の賭け―』使用ユニットの一部

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「『河井継之助―最後の賭け―』使用ユニットの一部」

 

 

■ゲーム

 

『ウーグモン』は、1815年、ワーテルローの戦いで、フランス軍とイギリス軍の中間にあったウーグモン館をめぐる攻防戦を描いたゲームで、コマンドの付録としては初めての戦術級ゲームとなります。A1サイズのマップ1枚、1ヘクスは25ヤード、1ターンは10分で、全12ターンのゲームです。

 

『ウーグモン』の特徴は、そのシークエンスにあります。このゲームでは、移動と戦闘が別手順に分けられていません。各ユニット(スタック)は16移動力という固有の移動力を消費して、戦闘や移動を自由に行い、敵側はその活性渦中のユニットに対して、可能であれば反応アクションを行うのです。例えば、1度の射撃には8移動力を消費することになるので、射撃を2度行ったユニットは移動が出来ないことになります。また、移動後に射撃をして、残った移動力で移動を継続することも出来ます。また、同じフォーメイションのユニット同士しかスタック出来ず、通り抜けも禁止されているので、注意して移動しないと、特に攻撃側のフランス軍は館の外壁の前で渋滞してしまうかも知れません。プレイの途中で戦闘結果表など参照する必要が無く、一連の流れの中でゲームが進むことから、プレイヤーは部隊の運用に集中して遊ぶことが出来ます。ナポレオン戦争の陣地攻略戦の雰囲気を感じると同時に、ウーグモン館の攻防戦がワーテルローの戦いに大きく影響した理由が体感できるエキサイティングなゲームです。

 

『河井継之助―最後の賭け―』は、戊辰戦争で最大の激戦と言われる北越戦争をテーマとしたミニゲームです。ゲームは、長岡藩宰相・河井継之助と、官軍の軍監・岩村精一郎のいわゆる小千谷談判が決裂し、長岡藩と官軍との戦闘が不可避となった瞬間から初まります。官軍(西軍)の目標は長岡城をとり、米沢・会津方面への突破口を確保すること。対する長岡・奥羽越列藩同盟越後口方面隊(東軍)は、これを押しとどめて遅延し、突破させないことにあります。西軍は圧倒的な兵力を持ちますが、軍の指揮は山道軍と海道軍に別れ、中間が信濃川によって分断されています。この大兵力を迎え撃つ東軍も、長岡藩兵は精強ではあるものの数が少なく、同盟軍との難しい連携をこなしながら、敵を各個撃破しなければなりません。好評の60シリーズ(60コマで遊べ、60分で終了する)第4弾、軍の編成などに自由度が高く、行き当たりばったりでは決して勝てないこのゲーム。ルールはたったの4ページですので、買ったその日からプレイ可能です。

■掲載記事

 

●ワーテルロー関連ゲーム総攬「ナポレオン最後の冒険」

●ヒストリカルノート

「ウーグモン館攻防戦」

「北越戦争史」

●ウクライナ'43:徹底作戦研究(中) ドイツ軍反撃案

『アドバンスト・トブルク』攻略ノート『瞬時の決断に欠かせぬ視点を持て』

●装甲擲弾兵とわたし:シナリオ8「地獄のハイウェイ―フェーヘル」

●From Back Issues 『独ソ電撃戦』 『Turning the Tables』

●ゲーマーいちねんせい日記:『河井継之助―最後の賭け―(CMJ#61)』

●東部戦線スポーツ号外「総括:男達の祭り」

他、好評連載など

 

◆第49号付録『ウクライナ大機動戦』/別冊コマンドベスト『アフリカン・キャンペーン』の訂正カウンターが添付します。

■エラッタ/Q&A

●『ウーグモン』

Q:8.0盤外ボックスは、選択ルールになっていますが、このルールを使用しない場合、これらのエリアも通常のMAPとして使用するのでしょうか。

 

A:使用しません。

Q:図2 【壁越しの移動例】で1.2.4の説明は、(11.2)とその後の「重要な制限」で理解できるのですが、3の「イギリス軍ユニットの効果を打ち消している」という内容を示すルールが見つけられません。3はどのルールに対応しているのでしょうか。

 

A:11.2項 【重要な制限】の末尾に以下を補足してください。

 

ただし、この場合、進入先ヘクスに自軍の同じフォーメイションのユニットがいれば壁越しの移動が可能となります。詳しくは図-2を参照してください。

Q:【13.0 反応射撃・反応移動】で射撃に反応して、反応移動して目標ヘクスから移動した、アクション側の射撃は終了したことになりますか(移動力8を消費しますか)。

 

A:消費しません。実際の射撃が伴わないならば、移動の途中と見なされます。

Q:13.13【射撃と後退】で反応ユニットが射撃後に移動する場合の移動力は、射撃分を引いた8移動力でしょうか。

 

A:はい。

Q:16.0【曲射方】砲撃力はマップ端の砲撃力(例えばHEX列**25〜HEX列**32だと連合軍-1)を使用するのだと思うのですが、空中炸裂で周囲に影響する時の砲撃力はどうなるのでしょうか。例えば、HEX4624で空中炸裂した曲射砲の砲撃力は0ですが、空中炸裂の影響の出るHEX4625では0か-1のどちらの砲撃力を使用するのでしょうか。

 

A:着弾ヘクスの修正を使用してください。この場合は0砲撃力を使用します。

(06/06/08)

Q:17-4 【建物の火災】のモラル判定の順序で、先に判定したユニットが離脱した場合、後から判定したユニットの離脱先がなく除去されるケースも出るのですが、順序はどのように決めるのでしょうか。

 

A:上記の事態も想定して、判定の順序は所有プレイヤーの任意で決めてください。

(06/06/08)

Q:18.4 イギリス軍VPの減点』では、「1/2/5に所属するすべてのユニットが撤退」とあり、1ユニットでも戦闘で除去されると1点減点のように読めますが、(6.6)では「ユニットがマップに残っていると減点」とあり、戦闘で除去されてもマップに残っていなければ良いことになります。どちらのほうが正しいのでしょうか。

 

A:6.6項を優先してください。ユニットの除去は減点対象になりません。

(以上 06/04/26)

●『河井継之助 最後の賭け』

本誌39ページから始まる「奮戦虚し!六穴奇環砲」について、リプレイ中の記述とルールについて食い違う記述がありました。ルール記述の方が正しいものとして、以下のように読み替えてください。

 

1)障害ラインペナルティーの適用

 

P40の4度目のチット引きで海道軍主力3ユニットが行動数1で対岸の長岡に渡河してしまっている。

→障害ラインペナルティーにより、ユニットあたり行動数1が必要。

 

2)部分損害の適用

 

P40の西軍渡河後の戦闘(第1戦闘ラウンドおよび第2戦闘ラウンド)において。戦闘中、真っ先に耐久値2の長州藩兵および長岡藩兵に損害を適用し、その後、部分損害をそのままにして他のユニットに損害適用している。

 

これはルール9.3.4の記述「1ポイントの損害を被った時点で耐久値2のユニットしかいなかったとき、………」と「その戦闘でさらに損害を被ったとき、1ポイントの損害を被ったユニットから優先的に損害を適用する。」の記述に反する。