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■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「コマンドマガジン第70号」コマンドマガジン第70号

 

発売日:2006年8月20日

価 格:3,780円

 

■コマンドマガジンWEBサイト─在庫なし

【付録ゲーム】
ウクライナ'44 (中黒 靖)

付録ゲーム『ウクライナ'44』マップ(A1/フルサイズ)

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「付録ゲーム『ウクライナ'44』マップ(A1/フルサイズ)」

 

◆『ウクライナ'44』マップ一部拡大

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「『ウクライナ'44』マップ一部拡大」

 

◆『ウクライナ'44』ユニット表面

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「『ウクライナ'44』ユニット表面」

 

 

《ウクライナ'44》

 

  1944年、ウクライナ……

 

ソ連軍の攻勢により第1装甲軍は包囲殲滅の危機にさらされていた。外部からの救援は期待できず、第一装甲軍は持てる戦力で脱出を図らなければならない。敵の手薄な南からの脱出を主張する第一装甲軍のフーベに対し、マンシュタインは西からの脱出を命じる。第一装甲軍を再び戦力として使うためには、そうするしかなかったのだ。圧倒的な物量を誇るソ連軍に対する、ドイツ装甲師団の反撃が始まる。

 

『ウクライナ'44』は『ブダペスト'45』と同じシステムを使った作戦級ゲームです。ユニット数は少なく、ルールもシンプルですが、プレイヤーは自分で状況を分析し、また自分で展開をつくる必要があります。

 

史実通り第一装甲軍を脱出させられるか、それとも殲滅するか。

 

全てはプレイヤーの腕次第です。

 

■コンポーネント

◇マップ/A1(フルサイズ)1枚

カウンターシート/280個(12.5mm)1枚

ルールブック/8ページ

 

 

70号の特集は〈シミュレーション・ゲーム批判序説2006〉 本誌でもおなじみの鹿内靖、平野茂両氏に、特別ゲスト・高梨俊一氏を交え、シミュレーション・ゲームについて多角的に議論していただきました。また〈戦う者の系譜〉では、タイ・ボンバ、ジョン・デッシュ、ロン・ベルらのデザインゲームに焦点を当て90年代に静かに進行していたシミュレーション・ゲーム再生の動きと、21世紀に入り大きく花開いたいくつかの作品群について、鹿内・平野両氏にレビュー記事が掲載されています。

 

他にも、GMT社の機関誌C3i第17号から、現在市場を席巻しているカード・ドリブン・システムの生みの親であるマーク・ハーマン氏のゲームデザイン論の他、好評の作戦研究記事では、こちらもGMT社より『EAST FRONT』シリーズに焦点を当て、連載形式でいくつかのシナリオを取り上げます。この作戦研究記事については、内容理解の助けのために、ルールサマリーをダウンロードできるようにしておきました。実際のプレイにも大変役に立ちますので、このシリーズに挑戦しようと思う方はぜひ活用してください。

■特集「シミュレーション・ゲーム批判序説2006」

●シミュレーション・ゲーム批判序説2006

高梨俊一/鹿内靖/平野茂 三者鼎談

●デザイナーの雑記帳(マーク・ハーマン)

付録ゲーム『ウクライナ'44』リプレイ

脱出せよ!第1装甲軍

●ヒストリカルノート「第1装甲軍の包囲突破戦」

 

ゲームレビュー

●『戦う者の系譜』 Budapest'45/Mukden/The Old Contemptibles/Rommel at Gazala/Dagger Thrusts/The Sedan Campaign,1870

●『East Front シリーズ』作戦研究(近藤友樹)

 

連載&不定期連載

復活!男泣き戦争映画塾

●ゲーマーいちねんせい日記Z『心理的電撃戦ですか?』

●「茶せんマゲ戦記(萱野合戦)」by ラブノブ会

他、好評連載など

■エラッタ/Q&A

(明確化)

 

10.11 戦略移動 戦略移動する場合、EZOCに進入することはできませんが、ZOCを失っているOOSの敵ユニットに隣接したヘクスで移動を終えることができます。しかし、OOSの敵ユニットに対して戦闘を行うことはできません。

(06/11/08)

Q:「11.8 ドイツ軍の戦術的優位」について。

 

『戦闘の結果、ソ連軍に十分なステップ数がなく、損害数のほうが上回った場合』とありますが、この場合の損害数とは退却によって強制される(はずの) ステップロスを含むのでしょうか。

 

A:これは含まれません。

 

Q:例えば、ソ連軍の"5-3-5"のユニットが(ハンガリー軍だけではない)ドイツ軍に攻撃され、戦闘結果が"1/3R"であり、かつそのソ連軍ユニットが「被包囲状態」にあって退却のときは追 加ステップロスを余儀なくされる状態であった場合には、「ドイツ軍の戦術的優位」が適用されてドイツ軍の損害が0になるのでしょうか。

 

A:よって、この場合はドイツ軍は1ステップの損害を蒙ります。

 

Q:また、「赤軍2ステップユニット」が先ほどとは異なり「非EZOCヘクスへ退却可能な状況」で"1/2R"の戦闘結果により潰滅した場合には、「ドイ ツ軍の戦術的優位」が適用されないとしてプ レイしています。問題ないでしょうか?

 

A:はい、問題ありません。

Q:退却ができないことによる戦闘結果「R」によってもたらされるステップロスも、「ドイツ軍の戦術的優位」の対象となるか? 例:戦闘結果「1/3R」で包囲された3ステップのソ連軍ユニットが除去された場合、退却できないことによる追加1ステップ・ロスを「消化できなかった」ものと見なされ、ドイツ軍の損害は「0」になるか?

 

A:なりません。ドイツ軍の戦術的優位が適用されるのは、戦闘結果表の数値によってもたらされたステップ・ロス数が、ソ連軍ユニットのステップ数をオーバーした時のみです。上の例では、退却できるかどうかに関係なく、ソ連軍ユニットが2ステップ以下の時のみ、ドイツ軍の戦術的優位が適用されます。

(06/10/03)

Q:防御側ユニットをZOCやマップ端で囲み、退却できない状況に追い込んで攻撃した場合も集中攻撃の特典を受けられるか? また集中攻撃の条件を満たす位置にいる攻撃側ユニットが別の防御側ユニットを攻撃した場合、集中攻撃の特典を受けられるか?

 

A:どちらもNOです。実際に集中攻撃の条件を満たすヘクスに攻撃側ユニットがいて、防御側ユニットを攻撃した場合に限り、集中攻撃の特典を受けられます。集中攻撃とは、防御側が対応に苦慮するほど同時に多方面から攻撃を受けた状況を表しており、ZOCで囲んだだけでは、この特典を受けることはできません。

(06/10/03)

追加ルール

 

移動の保証 ルールで禁止されているような移動を除き、ユニットは全移動力を消費することで、最低でも1ヘクス移動することができます。例えば補給切れの機械化部隊(4移動力)は全移動力を消費することで、河川ヘクスサイドを越えて丘陵へクスに進入できます(5移動コスト)。ただし、その移動がEZOCから直接EZOCへ進入するものだったり、河川ヘクスサイドではなくドニエプル河ヘクスサイドを通過するものであってはなりません。

(06/10/03)