■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) [シミュレーションゲーム・ミリタリーヒストリー・ストラテジー・アナリシス]】Command Magazine(コマンドマガジン)

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「コマンドマガジン第75号」コマンドマガジン第75号

 

発売日:2007年6月20日

価 格:3,780円

 

■コマンドマガジンWEBサイト─在庫なし

【付録ゲーム】
モスクワ電撃戦 (中黒 靖)
東海遊侠伝〜次郎長三国志〜 (中嶋 真)
Across the Dnepr(木全孝幸)

付録ゲーム『モスクワ電撃戦』マップ(A2/ハーフサイズ)

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「付録ゲーム『モスクワ電撃戦』マップ(A2/ハーフサイズ)」

 

付録ゲーム『東海遊侠伝〜次郎長三国志〜』(A2/ハーフサイズ)

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「付録ゲーム『東海遊侠伝〜次郎長三国志〜』(A2/ハーフサイズ)」

 

◆『Across the Dnepr』マップ(A3/クォーターサイズ)

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「『Across the Dnepr』マップ(A3/クォーターサイズ)」

 

付録ゲーム『明治残侠伝双六』マップ(A2/ハーフサイズ)

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「付録ゲーム『明治残侠伝双六』マップ(A2/ハーフサイズ)」

 

◆ユニット『モスクワ電撃戦/Across the Dnepr』15mm

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「ユニット『モスクワ電撃戦/Across the Dnepr』15mm」

 

◆ユニット『東海遊侠伝〜次郎長三国志〜』25mm

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「ユニット『東海遊侠伝〜次郎長三国志〜』25mm」

 

 

《正気の沙汰と思えない、今度のコマンドは3 in 1》

 

コマンドマガジン第75号の付録は、豪華3本立て。手軽なだけのゲームを3つつけただけなんじゃないかって? そんなありがちな憶測には斜め上の答えを用意しているのが、今のコマンドマガジンだ。

 

『モスクワ攻防戦』は、かつて翔企画の〈SSシリーズ〉から出版された同名作品の再版。傑作『ロンメルアフリカ軍団』とともに、SSシリーズの方向性を決定づけた印象的なゲームだった。バルバロッサ開始から冬季反攻を乗り越え、42年夏までを視野に入れた、ドイツ枢軸軍対ソビエト軍、東部戦線の戦いのキャンペーンゲームである。質のドイツ軍と量のソ連軍という、独ソ戦の本質をしっかりと抑えつつ、史実ではどれも達成できなかった3大主要目標〈モスクワ〉〈レニングラード〉〈スターリングラード〉へのアプローチを両軍に問う、実に教育的なゲームである。デザイナーは本誌編集長・中黒靖。

 

『東海遊侠伝〜次郎長三国志〜』は、幕末の博徒、駿州(静岡県)の“清水一家”の親分「清水の次郎長」と甲州(山梨県)の“黒駒一家”の親分「黒駒の勝蔵」間に争われた一連の喧嘩を題材としたシミュレーションゲームである。東は上州(群馬県)から西は勢州(三重県)までの、中山道以南を13のエリアに分け、当時、東海筋を舞台に歴史に残る縄張り争いを演じた、博徒達の青春をなぞらえるピカレスク・ロマン。システムは別冊『将門記』や、本誌69号の『真本信長公記』、ダブルチャージ誌第4号『三十年戦史』でもおなじみの〈太平記システム〉を採用。ヤクザの親分とその三ン下という少人数戦闘を再現するため、率いられる兵隊の数が小さくなっている。そう。喧嘩をすると死にやすい。だから、シミュレーションゲームではありがちの「やるか、やられるか」以外に、喧嘩の仲裁などによって男を上げてゆく方法によっても、勝利を追求できるのだ。これまでにない視点から、幕末を切り取った中嶋真氏の意欲作。ぜひ堪能して欲しい。また、マップの裏面には、ゲームの生き残った博徒それぞれの明治をたどる、『明治残侠伝双六』を収録している。森の石松が生きていたらどうなったのだろう? こんなフラッシュムービーで気分を盛り上げるのもあり。

 

『Across the Dnepr.Kiev〜Zhitomir '43 』は、1943年のドニエプル河渡河を巡る独ソの死闘を再現した作戦級ゲームである。クルスク戦でのドイツ軍攻勢が失敗して以降、ソ連軍は国土を次々と奪回し、ドニエプル河に橋頭堡を築くのに成功する。そして11月、ソ連軍はウクライナの首都キエフを次の攻略目標とした。キエフを奪回したソ連軍は、さらに西進するが、ジトミル近郊においてドイツ装甲部隊の反撃を受け、ソ連の戦車部隊は大打撃を被った。『Across the Dnepr』は、キエフ奪回から始まる一連の戦いを、師団、軍団規模でシミュレートする作戦級ゲームである。シークエンスは移動と戦闘を交互に繰り返すシンプルな構成だが、戦車戦術、対戦者戦術とも完成を見た時期のゲームにふさわしく、戦車効果というファクターを交えて、この兵器の重要性を際だたせている。デザイナー・木全孝幸。

 

■コンポーネント

◇『モスクワ電撃戦』マップ/A2(ハーフサイズ)1枚

カウンターシート/176個(12.5mm)1枚(うち約112個使用)

ルールブック/8ページ

◇『東海遊侠伝〜次郎長三国志〜』マップ/A2(ハーフサイズ)1枚

カウンター(72個使用 25mm)

ルールブック/16ページ

◇『Across the Dnepr』マップ/A3(クォーターサイズ)1枚

カウンター/62個使用

ルールブック/8ページ

 

 

特集は〈今、問い直せSSシリーズ〉。かつて新規参入者獲得を目指して立ち上げられた翔企画のSSシリーズについて特集する。結果として、新規参入者の獲得には結びつかなかったSSシリーズだが、今日の日本におけるゲーム出版シーンのゆりかごになったという側面も併せ持っている。そうした、SSシリーズの来し方と行く末を、鈴木銀一郎氏も交え、改めて考えなおす。

 

付録ゲームについても徹底特集。異色作『東海遊侠伝』について、日本中世ゲームデザインの第一人者、中嶋真氏が、幕末博徒歴史概況と、このテーマがなぜシミュレーションゲームに向くのかという事を徹底的に解説します。また、なじみのない博徒の横顔を、ユニット化された人物についてそれぞれ紹介。これを読めば新撰組人気に追いやられた、もう一つの幕末氏の立役者、「博徒」について興味を持つこと間違い無しです。

 

好評の作戦研究連載は、GMTの傑作戦略級カードドリブンゲーム『For the People』第3回。同ゲームをもっとも難しくしていると考えられる「河川」という要素について、豊富な図版を交え、徹底的に解説します。また、作戦級ゲームにおける戦略立案の重要性について、コマンドマガジン第70号『ウクライナ44』を題材に考察します。

■特集

「東海遊侠伝 次郎長三国志」

●『東海遊侠伝』博徒列伝

●歴史概況 表富士と裏富士

●作戦小研究 一富士二鷹三茄子

 

■特集

今、問い直せSSシリーズ

●SSシリーズとは何だったのか?

●鈴木銀一郎・鹿内靖・高梨俊一 SSシリーズの来し方、行く末

●SSシリーズ総攬

 

■作戦研究 & ゲームレビュー

●『For the People』作戦研究 第3回(近藤友樹)

●『Ukraine44』戦いの混沌の中に屹立せよ!(大久保城治)

● 『東部戦線』作戦指南

 

連載&不定期連載

●新連載:この兵士(ブロガー)に聞け!

●復活!男泣き戦争映画塾

●「茶せんマゲ戦記」by ラブノブ会

他、好評連載

■エラッタ/Q&A

●モスクワ電撃戦

10.0(3)追加

 

ソ連軍の増援は自軍支配下の都市または町に登場します。

(07/08/29)

【カウンター/エラッタ】

 

ソ連軍ユニットに関して3つのエラッタがありました。訂正画像を用意いたしましたので、印刷してご利用ください。また、コマンドマガジン第77号のカウンターシートに訂正したカウンターを添付しています。

(07/07/09)

 

●東海遊侠伝〜次郎長三国志〜

14.0 武州及び江州の街道筋の得点について

 

Q:14.0勝利得点確認において、東海道中仙道両方に属する武州及び江州関係の得点計算はどうなるのか? 例えば、武州・相州・上州に全て縄張があった場合、武州・相州=海道筋縄張で4点、武州・上州=山道筋縄張で3点、合計7点という風に、武州を両方の街道筋の所属と有利に考えてよいか?

 

A:いいえ。武州と江州については、縄張を置いているプレイヤーが、そのターン毎に東海道側か中仙道側のどちらに属しているか決定して得点をカウントします。相州や勢州に縄張を置いていれば東海道としてカウントすると考えるとよいと思います。 例についていうと(信州が縄張でなければ)、武州・相州=海道筋縄張で4点、上州=(普通の)縄張で1点、合計5点です。

(07/09/19)

9.3「八州廻り」に対する攻撃について

 

Q:9.3「八州廻り」の攻撃に於いて、攻撃された博徒側も「八州廻り」に攻撃できるのでしょうか?

 

A:いいえ。「八州廻り」は1回だけ一方的に「攻撃」をしてきますが博徒は攻撃できません(御上に対して手出しできません)。「八州廻り」は6.3八州廻りの動向に於ける「八州廻り動向表」の「引揚」の結果以外、地図の「国」上から撤退することはない「マーカー」なのです。

(07/09/19)

4.1 記載漏れ

 

(1)清水一家初期配置の追加

宿:小政、吉良の仁吉、森の石松、法印の大五郎

(2) 黒駒一家初期配置の追加

宿:大岩、小岩、雲風の亀吉、黒駒の玉蔵、川路の鯛鶴

 

9.6(6):明確化

また、6.1(7)と異なり、諸国博徒(緑)は味方一家(青か赤)がいなくても逃走可能です。

 

●Across the Dnepr

(エラッタ)

 

(1)戦闘結果表の最下段 誤)大都市 → 正)平地

 

(2)ターントラックの6番目の枠の表記

誤)第2ターン → 正)第6ターン

 

(3)戦車効果表で戦車効果値の差が−1〜0の欄のダイス目修整

誤)DRM −1 → 正)DRM ±0

 

(4)7.2 ユニット単位の戦闘

誤)〜また1ユニットは1戦闘フェイズ中に1回しか攻撃できませんし、1回しか攻撃を受けることはありません(例外:7.16 突破戦闘)。

 

正)〜また1ユニットは1戦闘フェイズ中に1回しか攻撃できません(例外:7.16 突破戦闘)。防御側も1戦闘フェイズ中に1回しか攻撃を受けることはありません。但し、例外として戦闘による後退したヘクスや突破戦闘でさらに攻撃を受けることがありえます。

 

(5)ルールブック9ページ右上の「ユニットの例」にある歩兵ユニットの例で、誤)移動力(徒歩は白抜き) → 正)移動力(徒歩は黒文字)

 

(6)ユニットカウンターで、ソ連軍の師団規模(XX)のユニットはすべて軍団規模(XXX)の誤りです。

(追記)

 

【後退】について下記を追加します。

 

戦闘後後退は、以下の優先に従って後退します。

(1)敵ZOCでないヘクス

(2)敵ZOCだが味方ユニットのいるヘクス

(3)その戦闘に参加した敵ユニットより(ヘクス数で)遠ざかる方向。ただし、いずれの方向に退却しても、敵戦闘ユニットより遠ざかれない場合は、自軍補給源に近づく方向に退却しなければなりません。

 

【戦車効果値の半減に追記】

防御側の地形が森林、小都市、大都市で戦車効果値を半減させる場合、攻撃側の戦車効果値を合計したものを半減端数切り上げし、それとは別に防御側の戦車効果値と対戦車効果値の合計を半減端数切り上げし、改めてそれらの差を求めます。

Q:ソ連軍の補給線についてですが、「司令部ユニットから補給範囲内のヘクス以内」となっています。ヘクス数の数え方は、司令部のヘクスを含まず、補給対象ユニットヘクスを含むでよろしいでしょうか?

 

A:その通りです。司令部のいるヘクスは含めず、補給対象ユニットヘクスを含みます。

 

Q:ソ連軍司令部のシフトは実数としてか、それとも物理的に戦闘結果表でシフトでしょうか。

 

A:戦闘結果表上でのシフト数です。例えば、ソ連の攻撃で大都市で5:1が1シフトすると7:1の欄を使用します。

 

Q:地形効果表において河川や大河川は戦力の修正はすれど戦車効果の修正は書いてありませんが、これは戦力、戦車効果共に河川なら半分、大河川なら4分の1(端数切り上げ)なのでしょうか。河川や大河川が戦車効果に影響を与えないとは考えにくいので。

 

A:河川や大河川は戦車効果に修整を及ぼしません。…理屈的には違和感があるでしょうが、ゲームバランス等で修整なしにしています(戦力の修整と2重になると河川の影響が大きかったため)。

 

Q: 戦闘後前進ではZOC to ZOC可能とありますが、これは2ヘクス連続でZOC to ZOC可能と考えて良いですか。ゲーム展開的に2ヘクス連続でZOC to ZOC可能の方がシチュエーションとも合致していると思い、こちらではそう解釈してプレイしています。

 

A:2ヘクス連続でZOC to ZOC可能です。

 

Q: 戦車効果の適用に際して具体例として教えていただきたいのですが、戦車が森から森に対して攻撃した場合、0.5×0.5で0.25になるのでしょうか。それとも累積せずに0.5のままでしょうか。

 

A: 地形効果は防御側の地形に対し影響するのみなので、この場合、攻撃側の戦車効果値は防御側の地形の森の効果で×0.5になるだけです。

 

Q: 戦闘後前進で大河川を越えてもいいでしょうか。また戦闘後前進の2ヘクス目が大河川越しになる場合がありますが、この場合も可能でしょうか。もちろん機械化部隊ならその大河川ヘクスサイドに道路/鉄道が通っている事が前提ですが。

 

A.:戦闘後前進で大河川越しに可能です。2ヘクス目が大河川越しも可能です(ご指摘のように機械化部隊ならその大河川ヘクスサイドに道路/鉄道が通っている事が前提です)。

 

Q.:補給線を引く場合、大河川の影響はありますか?

 

A.:補給線を引く場合、大河川越しも可能です。