【付録ゲーム】
ヒトラー電撃戦 (ヴィクトール・カタラ)
◆付録ゲーム『ヒトラー電撃戦』マップ全体(A1)
◆付録ゲーム『ヒトラー電撃戦』マップ 西ヨーロッパ
◆付録ゲーム『ヒトラー電撃戦』枢軸軍増援カード
◆ユニット1(表面/15mm)
◆ユニット2(表面/15mm)
《1939年、欧州は戦火に包まれた》
ナチス・ドイツの大戦車軍団が突如ポーランドに侵攻した。
独裁者ヒトラーが欧州制覇の野望に乗り出したのだ。
プレイヤーは、ドイツ枢軸軍、米英連合軍、そしてソ連軍の指導者となり、5年にもおよぶ厳しい戦いに勝利しなければならない。欧州はナチスの軍靴に踏みにじられるのか、それとも民主主義を守りきれるのか!?
全ての戦略は、プレイヤーの手に委ねられているのだ!!!
付録ゲーム『ヒトラー電撃戦』は、スペインの新興ゲームメーカー〈Ludic〉社が制作した、第二次世界大戦・欧州戦線を舞台とした戦略級ゲームである。戦略級ゲームとは、プレイヤーが国家指導者に準じる立場になり、戦争や戦争経済全般を指導するというモノ。このゲームでは、生産を計画し、部隊を配置し、戦う相手を決め、作戦的な機動もコントロールする。まさにシミュレーションゲームの「いいとこ取り」といった内容だ。
煩雑になりがちな生産計画は、3ターン(約4ヶ月)先までを増援カードで秘密裏に決めておくという方法で処理。増援カードには万能生産タイプから潜水艦や空軍などに集中特化したものまで様々で、再使用できるようになるまで3ターン必要なため、将来の作戦計画や需要を見越して生産の重点を決めてゆかねばならない。このようにシンプルながら考えることは多い。
また、最大の特徴として、枢軸軍、ソ連軍、西側連合軍の3人で遊ぶのに適していることがあげられる。序盤は破竹の進撃を続ける枢軸軍だが、41年に入り、ソ連軍の戦備が充実し始めることから雲行きが怪しくなる。北アフリカや地中海、北欧など、「サイドショー」と呼ばれた戦場の役割が有機的に絡み合い、戦略を複雑なものとしてゆく展開に、ヒストリカル性がさりげなく凝縮されていると言えるだろう。時間がないプレイヤーのために、バルバロッサ作戦直前からスタートできるシナリオも追加。期待の戦略級シミュレーションゲームだ。
■コンポーネント
◇『ヒトラー電撃戦』マップ/A1 1枚
カウンターシート/約250個(15mm)
ルールブック/16ページ(実質12ページ)
シナリオ バルバロッサ作戦
《歴史・ゲーム関連記事も充実》
コマンドでは久しぶりの戦略級付録ゲームということもあり、制作スタッフ3人による完全リプレイを掲載。また、作戦遂行上のターニングポイントとなるいくつかの戦線や時期について、実際の部隊運用や補給管理、攻撃開始のタイミングのはかり方などを指南。
また、80号を記念して誌面内容も大幅刷新。仮想戦記作家・軍事アナリストとして活躍中の高貫布士氏による、中台紛争に端を発するアジアの近未来軍事シミュレーション「Coming War in Asia」や、新進気鋭の仮想戦記作家・内田弘樹氏の連載小説「東方に戦風は吹く」などの強力連載がスタートする。
コマンドマガジンならではのおもしろ企画も進行中。今回は〈肉弾CRT〉を使った簡単戦国合戦ゲームが綴じ込み付録として収録されています。開発者の間では〈宴会CRT〉とも呼ばれる、織田信長初期の戦いをテーマとしたこのゲームには、いったいどんな秘密が隠されているのだろうか。
◆ユニット 綴じ込み付録『萱津合戦』(一部)
ゲーマーいちねんせい放浪記では、重点形成と生産マネジメントの難しさを学ぶため、コマンド第72号の付録になった『第一次世界大戦』に挑戦。4度にも及ぶ再戦の果て、いちねんせいはなにをその手につかみ取ったのか!?
■特集:BlitzWARヒトラー電撃戦
●付録ゲーム巻頭リプレイ「欧州を駆け抜けた電撃戦」
●作戦研究「最終戦争への方程式」
●ゲーム紹介「この戦略級ゲームが面白い」
■ゲーム関連情報
●『War of the Ring/Battles of the Third Age』(FFG)
●『Battle for China』(CMJ#42)
●『ベルリン市街戦』リプレイ(CMJ#79)
●『天下強奪』作戦研究(CMJ#78)
■綴じ込み付録ゲーム
●『萱津合戦』
新連載
●近未来軍事シミュレーション「Coming war in ASIA」(高貫布士)
●東部戦線仮想軍事小説「東方に戦風は吹く」(内田弘樹)
連載&不定期連載
●日本の戦歴
●地中海戦史
●仮想戦記作家のドイツ戦跡紀行(最終回)
●ゲーマーいちねんせい放浪記
●復活!男泣き戦争映画塾
●Pick UP!「Duel in the Dark Expansion(Z-Man)」
他、好評連載