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■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) [シミュレーションゲーム・ミリタリーヒストリー・ストラテジー・アナリシス]】Command Magazine(コマンドマガジン)付録ゲーム:『長久手の戦い NAGAKUTE 1584』

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「コマンドマガジン第144号」表紙

コマンドマガジン第144号

 

発売日:2018年12月20日

定 価:本体3,600円+税

ISBN:978-4-434-25530-4 C2320

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天正12(1584)年3月、羽黒の戦いで辛酸を嘗めた池田恒興、森長可は総大将の羽柴秀吉に汚名返上を兼ねた献策をする。膠着状態の続く織田・徳川連合軍との戦いに終止符を打つべく、尾張領深くに侵攻し、三河の徳川領を脅かせばきっと小牧山に籠もる徳川の主力は動き出すというのだ。その進言を飲んだ秀吉は三好秀次、池田恒興らに約2万の兵を与え南へと向かわせた。これを察知した徳川家康は密かに兵を動かし、三河へ向かう池田恒興らの後方から奇襲をしかける。こうして歴史に名を残した「長久手の戦い」の幕は切って落とされた。

【付録ゲーム】
『長久手の戦い NAGAKUTE 1584』
(ゲームデザイン:フランシス・ミューレン)

『長久手の戦い』は、フランスのHEXASIM社が発表したボックスゲーム『TENKATOITSU(天下統一)』に入っている作品の一つです。

戦国時代の合戦の雰囲気を再現するために、チットプルにより軍勢に命令を与えるシステムを採用。斬新で独特のシステムである本作品を完全日本語化するにあたって、不明瞭だった運用に関するルールを本誌内のリプレイで解説しています。

織田・徳川軍の奇襲攻撃から始まる長久手の戦いをダイナミックに再現していますが、対する羽柴軍の池田勢が一方的にやりたい放題されるわけではありません。両陣営ともにゲーム中に登場する部隊数は少ないものの、部隊に与える命令を巧みに使い戦術を駆使すれば歴史を覆すことは難しくありません。

日本語化にあたり、一部の意匠は変更したものの、マップはオリジナルを踏襲。地形ヘクスサイドの処理もわかりやすくなっています。

果たして、長久手の戦いの勝者は誰なのでしょうか?

『長久手の戦い NAGAKUTE 1584』
マップ
(A1判・全体)
『長久手の戦い NAGAKUTE 1584』
ユニット
(一部抜粋)

『長久手の戦い NAGAKUTE 1584』
チャート

※クリックで拡大画像を見ることができます。

ゲームスケール

  • 1ヘクス=約220m

  • 1ユニット=軍勢70〜120人

  • プレイヤー数=2人

  • プレイ時間=4時間程度

内容物(雑誌除く、全付録分)

  • 駒216個 (15mm角)

  • マップ1枚 (A1判)

  • チャート4枚(A4版、A5版各2枚)

  • ルールブック1冊(16頁)

CONTENTS

本誌 76ページ(フルカラー)

■特集

●小牧長久手合戦
敗者なき戦争と、成立しなかった決勝会戦(樋口隆晴)
●『Tenkatōitsu』シリーズ始動!
●リプレイ:雨中の傘(山内克介)
●特別企画:お城でGO!

■NEXT ISSUE

●次号予告 南北戦争

■READ & PLAY

●勝ち筋のうつろい(岩永秀明)
●スエズ動乱勃発! そのとき……(倉元栄一)
●Triplanetary(諸岡幸治)
●TANKS+α 追加シナリオ7(生江秀一)

■WAR HISTORIES

●ロンメルはパスタを好んだか(大木毅)
●地中海戦史 「ボワリー作戦」(八木田和男)

■COLUMNS

●ゲームから本へ、本からゲームへ(桂令夫)
●復活! 男泣き戦争映画塾(山内克介)
●ユニットよもやま物語(生駒望人)
●野獣げぇまぁ拡大版(徳岡正肇)
●あなたの知らない(かもしれない)戦争マンガの世界(生江秀一)

■NEW COMERS

●新作ゲーム情報

DOWNLOAD

『長久手の戦い』で使用するシートなどをこちらからダウンロードできます。

 戦闘陣形シート(ファイル形式:PDF、サイズ:1.49MB) [2018.12.13 UPDATE!!]

 ダイス修正表示テーブル(ファイル形式:PDF、サイズ:1.46MB) [2018.12.19 UPDATE!!]

FAQ

■11.5(3)
【訂正】
以下に変更します。
【誤】防御側が攻撃命令下にあり、攻撃側が直前に移動していない場合→「槍衾」
【正】防御側が攻撃命令下になく、なおかつ攻撃側が直前に移動してきた場合→「槍衾」
■8.5c
【訂正】
以下に変更します。
【誤】移動:敵ユニットから4ヘクス以内にいる軍勢ユニットは撤退しなければなりません。
【正】移動:敵ユニットから3ヘクス以内にいる軍勢ユニットは撤退しなければなりません。
■7.2.4 独断専行フェイズ
【Q&A】
Q. 失敗したときは何もできないのか。

→その通りです。

追記


本誌記事「小牧長久手合戦 敗者なき戦争と、成立しなかった決勝会戦」の参考文献につきましては以下の通りとなっております。


〈主要参考文献〉
参謀本部編『小牧役』(元眞社1916年)
続史料大成刊行会編『続史料大成 家忠日記』(臨川書店1967年)
藤田達生編『小牧・長久手の戦いの構造 上下』(岩田書院2006年)
名古屋市博物館編『秀吉文書集』(吉川弘文館2016年)
小和田哲男『戦争の日本史15 秀吉の天下統一戦争』(吉川弘文館2006年)
河合秀郎「小牧・長久手 大陣地戦」『日本戦史 戦国編』(学研M文庫2001年)
橋場日月「"後継者戦争"の敗者なき終焉 小牧・長久手戦役」『歴史群像97号』(学習研究社2009年)
橋場日月「作戦分析 小牧・長久手合戦」『歴史群像152号』(学研プラス2018年)