勝つは袁紹か、曹操か!?
およそ1800年前、後漢王朝は度重なる内乱によって疲弊し、中国大陸における影響力は失墜していた。これにより、いくつもの群雄が割拠して覇権を巡って争いをくり返す時代へと突入する。その中で勝ち残ったのが曹操と袁紹だった。彼らは周辺のライバルたちを滅ぼし、中原の二大勢力となる。二人は旧知の仲で親交もあったが、双方の勢力が大きくなるにつれて対立するようになり、衝突は免れない状態になってしまう。
建安5年(AD200年)、袁紹は曹操を討つべく南進を開始する。一方曹操はこれを迎え撃つべく官渡の地に陣を構えた。圧倒的に袁紹側が有利な状況であったが、曹操は知謀を尽くした計略でもって袁紹に挑む。歴史のターニングポイントとなった『官渡の戦い』の始まりである。
【付録ゲーム】
『官渡戦役』The Battle of Guandu
(ゲームデザイン:砂漠のキタキツネ)
コマンドマガジン誌上はじめて中国史をテーマにした付録ゲームが登場! 国内でも人気の「三国志」で重要な戦いとなる「官渡の戦い」を本誌141号『ノルマンディの切り札』のデザイナー、砂漠のキタキツネ氏が制作しました。
自陣営に準備されたカードをリソースにして、カードに記載されているイベントか作戦値を消費することで部隊を展開します。ゲーム開始時に使用できるカードは限られていますが、リソースを利用してカードを購入し、自陣営のカードデッキを構築することで戦略の幅を増やすことも。いわゆるデッキ構築型のカード・ドリブン・システムを採用した作品と言えるでしょう。
戦略と作戦の幅は広いものの、ゲームのベースとなるシステムはシンプルに設計されており、ボードゲームライクでプレイアビリティの高い作品に仕上がっています。プレイ時間も120分程度なので、1日に何回も対戦することができるでしょう。
コンポーネントイラストは中国のWar Drum Games(WDG)の協力を得て制作。カウンターサイズもイラストを活かすため20mmを採用し、カードも両面フルカラーとなっています。
ゲームスケール
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1ユニット=指揮官=1人
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プレイヤー数=2人
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プレイ時間=60分から120分程度
内容物(雑誌除く、全付録分)
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駒117個 (20mm角)
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マップ1枚 (A2判)
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カードシート4枚(両面カラー30枚)
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ルールブック1冊(12頁)
CONTENTS
本誌 76ページ(フルカラー)
■特集
- ●官渡戦役(岡本伸也)
- ●官渡戦役 武将列伝(岡本伸也)
- ●リプレイ:官渡戦役の行く先(岩永秀明)
- ●復活! 男泣き戦争映画塾(山内克介)
■NEXT ISSUE
- ●次号予告 アイゼンハワーの戦い
■READ & PLAY
- ●ロメロ最新作 Lion of Judah(山内克介)
- ●STRIKE vs. AMBUSH(倉元栄一)
- ●“コンコマ”第一次大戦(野上靖)
- ●Glory Recalled: Hong Kong 1941(諸岡幸治)
- ●TANKS+α シナリオ(生江秀一)
■WAR HISTORIES
■COLUMNS
- ●ゲームから本へ、本からゲームへ(桂令夫)
- ●野獣げぇまぁ拡大版(徳岡正肇)
- ●あなたの知らない(かもしれない)戦争マンガの世界(生江秀一)
- ●ゲームつれづれ百景
■NEW COMERS