1939年9月1日に開始されたポーランド侵攻からドイツはヨーロッパの覇権を目指すべくフランスをも飲み込んだ。ヒトラーは次にヨーロッパで孤立するイギリスに目を向け、英本土上陸を目指す第一段階として英国の航空戦力を削くことに取り掛かった。
そして1940年の夏、ドイツ・イギリス両軍は、英本土上空で激突する。英仏海峡を越えて英本土に襲いかかるドイツ軍航空艦隊とそれに立ち向かうRAF。英軍のパイロットは撃ち落とされても、撃ち落とされても再び飛行場に戻り1日に何度も出撃を繰り返し本土を守った。
「バトル・オブ・ブリテン」と呼ばれ後世に語られる大空中戦がここに始まる。
【付録ゲーム】
『バトル・オブ・ブリテン THE HARDEST DAYS』
(ゲームデザイン:ジョン・バターフィールド)
『バトル・オブ・ブリテン』はDecision Games社が発刊している「World at War#19」に掲載された『THE HARDEST DAYS』を完全日本語版にした作品です。ソリティア(1人専用)に作られているゲームで、プレイヤーはイギリス軍のRAF(英国空軍)を担当し、ドイツ軍はゲームシステムでコントロールします。
本作は1940年の夏に発生した英本土空中戦において、最も激しい空中戦が起きた合計5日を再現しており、各日は5つのシナリオに分かれています。各シナリオは1日を再現しており、1日が終了した時点でゲームは終了します。その日に飛来するドイツ軍航空艦隊の航空機を迎え撃ち、戦略目標を守り敵機を撃滅します。
ゲームシステムによって動かされるドイツ軍はランダムに登場しますが、行動は任務に従って組織的に展開していきます。防御側たるプレイヤーのイギリス軍は、計画的に防御線を張り航空戦隊をマネージメントしなければなりません。もし判断を誤ると大挙して押し寄せるドイツ空軍に本土を思うがままに蹂躙されるかもしれません。
また今号には人気掲載の『TANKS+α シナリオ』で使用する追加打ち抜きユニットも入っています。
※クリックで拡大画像を見ることができます。
ゲームスケール
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地図上の1cm=約6km
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1ユニット=英軍:10〜15機、独軍:20〜30機
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プレイヤー数=1人 (ソリティア専用)
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プレイ時間=1シナリオ120分程度
内容物(雑誌除く、全付録分)
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駒216個1枚(15mm角)
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マップ1枚 (A1判1枚)
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チャート1枚(両面カラー)
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ルールブック1冊(20頁)
ゲーム情報
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ソリティア性:非常に高い(ソリティア専用)
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ルールの難易度:普通
CONTENTS
本誌68ページ(フルカラー)
■特集
- ●鷲と鷹──英本土航空戦(大木健)
- ●独り用ゲームの憂鬱(堀場亙)
- ●空軍"小"戦略 (倉元栄一)
- ●UP SHIP!(山内克介)
■NEXT ISSUE
- 次号予告 コレヒドール1945
■READ & PLAY
- ●尖閣ショウダウン20XX デザイナーズファイル(篠原史也)
登場艦船ノート:中国編介 - ●Bayonets & Tomahawks(諸岡幸治)
- ●鋼鉄の業火 フランス人の本気度(岩永秀明)
■SCENARIO
■WAR HISTORIES
■COLUMNS
- ●復活! 男泣き戦争映画塾(山内克介)
- ●ユニットよもやま物語(生駒望人)
- ●新シミュレーションゲーム批判序説(高梨俊一)
- ●第一次世界大戦航空機列伝
AGE of DOGFIGHT(宮永忠将) - ●ゲームから本へ、本からゲームへ(桂令夫)
- ●ウォーゲーム・メカニクス(堀場亙)
- 野獣げぇまぁ拡大版(徳岡正肇)
- ●あなたの知らない(かもしれない)戦争マンガの世界(生江秀一)
- ●ガチャを回すな! ゲームを買え!(諸岡幸治)
- ●新兵★通信
■NEW COMERS