【付録ゲーム】
Tigers in the Mist (レイ・フリーマン)
◆付録ゲーム『Tigers in the Mist』マップ(フルサイズ)
◆バストーニュ周辺
◆『Tigers in the Mist』ユニット(1枚目)表
◆『Tigers in the Mist』ユニット(1枚目)部分拡大
◆『Tigers in the Mist』ユニット(2枚目)部分拡大
■ゲーム
『Tigers in the Mist』は、第2次世界大戦末期、1944年12月にドイツ軍が行った最後の大攻勢「ラインの守り作戦」(バルジの戦い)をテーマとしたゲームです。
12月16日早朝に開始されたこの作戦は、ノルマンディ上陸作戦以降、進撃を続けて疲弊していたアメリカ軍担当戦区のうち、ベルギー国境部〈アルデンヌの森〉を突き、連合軍の補給港であるアントワープまで突破して、連合軍を分断しようとする大胆な作戦でした。しかし、頑強な抵抗に遭い、ドイツ軍の進撃スケジュールは遅れ、12月23日に天候の回復と、連合軍の増援が南北から本格的に投入されるにしたがって作戦失敗は明らかになり、ドイツは貴重な装甲(戦車・機械化)戦力を消耗し尽くしてしまいます。
バルジの戦いは、シミュレーションゲーム屈指の人気テーマです。『Tigers in the Mist』は、特に連合軍の反撃が本格化する以前、特に12月22日までの戦局に焦点を当てたゲームで、当初は同人出版されていたゲームでしたが、そのあまりのおもしろさに米国GMT社が版権を取得。箱入りゲームとして売り出し、大好評を得た傑作ゲームです。
■コンポーネント
マップ/A1(フルサイズ)1枚
カウンターシート/280個×2枚
ルールブック/16ページ(実質8ページ)
補助チャート/2枚
■掲載記事
●付録ゲーム完全リプレイ「戦いは尽きることなく」
●デザイナーズノート/プレイ指針/兵法の心得ノート
●装甲擲弾兵とわたし〈最終回〉:
シナリオ9「ヒュルトゲン森林」
シナリオ10「サン・ヴィット街道」
●『Darkest December(CH)』レビュー&リプレイ
●『アドバンスト・トブルク』攻略ノート『死線は視線の先に』
●『東部戦線』追加シナリオ〈プラハ宣言〉
●ゲーム紹介『Fortress Berlin(AtO#8)』
●ゲーム紹介『聯合艦隊(HJ/サンセット)』
●From A Back Issue『ウクライナ'43』徹底作戦研究(下)
●From A Back Issues 『独ソ電撃戦』ドイツ軍攻撃案
他、好評連載など
付録ルールブックについて。
付録の『Tigers in the Mist』ルールブックですが、一部用語の使用方法に編集段階でのチェックミスが発生したため、本誌掲載のプレイブックとあわせて読まないとわかりにくい箇所が数カ所見受けられました。以下のリンクより、改訂版のルールがダウンロード出来ますので、プレイの際にはこちらを使用していただければ、よりゲームを快適に遊べるようになります。こちらの手違いにより、お客様にご不便おかけいたしましたことを、謹んでお詫び申し上げます。
ルールブックに以下のエラッタが見つかりました。
[7.1]
各プレイヤーは、移動インパルスの終了時に、ひとつのエリアに合計10 戦力までのユニット4 つを保有することができます。
重要な例外:セットアップ時には、ドイツ軍は2 カ所で上記のスタック制限を越えています。12 月16 日ターンの第3インパルス終了時には、7.2 項のルールがこれら2カ所のエリアに適用されます。また、12月16日ターンの間は、この2カ所のエリアからスタック違反となるスタックを作って移動させたり、この2カ所のエリアにスタック違反するようにユニットを追加することを禁止します。
増援
・キャンペーンシナリオのドイツ軍増援について、16-3に登場する3FJは、エリアC出はなくエリアBに登場する。
・第5装甲軍シナリオの連合軍増援について、19-3に登場するのは899TDではなく740Tnkとなる。
(080607)
誌面p.65「日本の戦歴」の図版において、丸数字の解説が欠落していました。正しくは以下のようになります。
1 ミロシニチェンコ大尉
2 グロモフ大佐
3 チブリスキー大佐
4 ヤブロチキン中佐
5 シウェリン大佐(安東県支隊)