朝鮮戦争(2023/10/06 Game Rule Ver.1.0)
このゲームを遊ぶにはハガキに記載されている駒20個をカッターやハサミで丁寧に切り取ってプレイすることになります。直接切り取るのを避けたい場合に、マップと駒をコピーして遊んでください。
ゲームの準備
はじめに
このゲームは1950年から1953年まで発生した朝鮮戦争を再現する作品です。片方のプレイヤーが北朝鮮を含む「東側陣営」、もう片方が韓国・アメリカを含む「西側陣営」を操作し勝利を競います。
ゲームの勝利条件
- 東側陣営:
- ターン終了時に「38度線」のヘクスを含む北側に西側陣営の駒の拠点が無くソウル、大田、釜山の3ヘクスを支配していれば東側陣営の勝利。あるいはターン終了時に仁川、釜山の両方のヘクスを支配していたら勝利。
- 西側陣営:
- ターン終了時に「38度線」のヘクスを含む南側に東側陣営の駒の拠点がなく、ソウル、平壌、元山の3ヘクスを支配していれば西側陣営の勝利。あるいはターン終了時に▼印のつているヘクスを1箇所でも支配していたら勝利。
それ以外は引き分けとなり歴史通りの結果となります。
ゲームの準備
ゲームをするために以下のものを別途準備してください。
- 6面体のダイス1個(2個あれば便利)
- 駒の内容が見えないように保管して駒を引くことができるカップか袋1つ。
駒の種類
駒は次の3種類に分類されます。
- 1.記録駒:
- ターンマーカー
- 2.軍駒:
- 「北朝鮮軍」「北朝鮮軍/アメリカ・韓国軍」「アメリカ・韓国軍」
→共産軍と反撃の2種類の駒は、各陣営の手元に置かれた時に軍駒として機能します。使用方法は各ルールに従っていください。 - 3.イベント駒:
- 補給切れ/イベント、共産軍、反撃
マップの例
スタック
ヘクスに複数の駒を置くことができます。攻撃の結果複数の駒があるヘクスの駒を除去する事になった場合、そこから1駒だけを除去してください。
「支配」と「拠点」の定義
度線のヘクスを含まないヘクスで相手陣営の駒が配置されていない北側は「東側陣営」が、南側は「西側陣営」が支配しています。また各陣営の駒が置いてあるヘクスはその陣営が支配しています。
各陣営が支配しているヘクスは「拠点」ヘクスになります。ただし、38度線を含んで敵陣営側のヘクスにいる場合、自陣営の駒が置かれている38度線ヘクスまで自陣営の駒で繋がっていない駒は「拠点」として利用することができません(なので、回復するまでそのような駒を拠点にして駒を展開できなくなります)。そのような駒はターン終了時にマップから取り除きカップに戻します。ただし「反撃」マーカーが置かれたヘクスは38度線ヘクスに繋がっていなくてもマップにある限り常に「拠点」として機能します。
ゲームの進め方
ゲームの開始
- ターンマーカー以外の19個の駒をよく混ぜてカップか袋の中に一緒に入れてます。
- ターンマーカーをGAME TURN記録欄の「1」の場所に配置します。
ゲームの手順
ゲームは東側陣営プレイヤーがカップに入った駒をランダムに1枚引くことで進められます。引かれた駒によってそれぞれの処理を行います。
- アメリカ・韓国軍の駒が引かれたら、西側陣営プレイヤーがその駒で「行動」を実行します。
- 北朝鮮軍の駒が引かれたら、東側陣営プレイヤーがその駒で「行動」を実行します。
- 補給切れ/イベント駒が引かれた場合、それが1回目の場合は「補給切れ」状態が発生し、2回目以降は「イベント」として処理します。
- 北朝鮮軍/アメリカ・韓国軍の駒が引かれた場合、「補給切れ」状態になるまでは「北朝鮮軍」の駒として使用します。それ以外は「アメリカ・韓国軍」として使用します。
- 共産軍の駒が引かれた場合、それを「1イベント」と数えて東側陣営プレイヤーの手元にお置いておきます。
- 反撃の駒が引かれた場合、それを「1イベント」と数えて西側陣営プレイヤーの手元に置いておきます。
行動内容
軍駒が引かれたらその駒の該当陣営のプレイヤーがその駒を使って以下のうちからひとつを選び行動を実行します。
- 攻撃
- 拠点防御/占領
- 増援/再配備
- 攻撃:自陣営の駒のあるヘクス(あるいは自陣営の支配ヘクス)の隣ヘクスにある敵の駒を除去しそのヘクスを占領する行動です。目標のヘクスに対してダイスを1個振り4〜6の目が出れば敵陣営の駒を除去していま引いた自陣営の駒と交換して配置します。除去した相手の軍駒と仮に攻撃に失敗した駒はマップの外に置いておき、ターン終了時にカップの中に戻します。
攻撃の際に以下の修正が加えられます。- 攻撃を行う際、攻撃目標ヘクスに対して2箇所以上の自陣営の駒が置かれた拠点が隣接していた場合、攻撃のダイスの目に+2の修正を加えられます。これを「支援攻撃」と呼びます。
- 攻撃を行う際、攻撃目標ヘクスに接している敵陣営の駒が1個置かれているごとに、攻撃のダイスの目から−1の修正を受けます。
- 拠点の防御/占領:自陣営の駒のある拠点の隣ヘクス、あるいは敵陣営の支配していない自陣営側のヘクスに今引いた駒を配置できます。
- 増援/再配備:マップ上に置かれている自陣営の駒を1つ取り除きカップに戻します。引いた駒もカップに一緒に戻します。マップ上のカップに戻す対象の駒がない場合はこの行動は選択できません。
上記のいずれの行動も選択できない場合は、引いた駒をマップの外に置いておき、次の駒をカップから引きます。
イベント駒
イベント駒が1ターンで2回引かれた場合(合計2イベントになったらすぐに)、そのターンは終了します。イベントマーカーが引かれた際の処理方法は以下の通りです。
- ゲーム中初めて引かれた「補給切れ/イベント」駒は「1イベント」として数え、カップに戻します。以後引かれるこの駒は「イベント」駒として機能し、引かれるたびにカップに戻されます。
- カップに入っている2個の「共産軍」駒は引かれると「1イベント」を数え、東側陣営プレイヤーの手元に置かれカップには戻されません。手元に置かれた駒は軍駒として使用しますが、使用方法は該当項目を参照してください。
- カップに入っている2個の「反撃」駒は引かれると「1イベント」を数え、西側陣営プレイヤーの手元に置かれカップには戻されません。手元に置かれた駒は軍駒として使用しますが、使用方法は該当項目を参照してください。
補給切れ駒
このマーカーが引かれたら次のターンの開始時から東側陣営は以後補給切れ状態になります。引かれた「補給切れ駒」は直ちにカップに戻され以後「イベント」駒として使用します。
「補給切れ」になって以降、カップから引かれる裏表が異なる「北朝鮮軍/アメリカ・韓国軍」の軍駒がカップから引かれた場合、以後常に「アメリカ・韓国軍」駒として使用します。
反撃マーカー
西側陣営が使用する駒で、▲印の先のヘクスに対して「攻撃」あるいは「拠点防御/占領」を行うことができます。使用条件は以下の2つの条件が合致した時のみです。
- 「補給切れ」状態が発生している時。
- イベントマーカーが引かれた時に手元に「反撃」駒があれば実施できます。
「攻撃」あるいは「拠点防御/占領」後、マップに配置した反撃マーカーは「増援/再編成」の対象にはなりません。除去されたら以後ゲームで使用できません。また攻撃によって除去あるいは負けた場合はカップに戻らずゲームから除外します。
共産軍
この駒は朝鮮戦争に密かに参加した中国軍を中心とした部隊を表します。
西側陣営の駒が38度線を含むヘクスより北側に侵入してきた場合、カップのチットを1個引く代わりに手元にある「共産軍」の駒を1個直接使うことができます。引いてきた共産軍の駒は以下のいずれかの行動ができます。
- ▲印の先のヘクスに「攻撃」あるいは「拠点防御/占領」を行うことができます。
- 38度線を含むヘクスの北側のヘクスであればどこでも「攻撃」を行うことができます。ただし、攻撃後はマップに配置せず手元に戻します(再利用可能)。
- 2回連続でカップから駒を引かずに共産軍を使用することは出来ません。
- 攻撃によって除去あるいは負けた場合は手元に戻らずゲームから除外します。
共産軍の駒は「拠点」として利用することができますが、「増援/再編成」の対象にはなりません。
ターン終了処理
2回目のイベントマーカーが引かれた場合(合計2イベントになる)、そのターンは直ちに終了します。この時点で以下の処理を行ってください。
- 勝利条件を達しているか確認する。
- このターンに使用してカップに戻さなかった駒をカップに戻す。
またマップ上にある自陣営の任意の駒を取り除いてカップに戻すこともできます。 - 拠点にならない駒を取り除きカップに戻す。
- ターンマーカーを次のターンに進める
- 現在が5ターン目ならば勝利条件を確認した上でゲームを終了する。
特別ルール
第1ターンの東側陣営
東側陣営のプレイヤーは駒が引かれた場合、拠点無しに直接38度線ヘクスに「攻撃」あるいは「拠点防御/占領」を行うことができます。また1ターン中の東側陣営の攻撃のダイスの目には+1の修正を加えてください。
総攻撃
手元にある「共産軍」か「反撃」駒を1つ使用することで、手番行動の「攻撃」をダイスを振らず自動的に「勝ち」にすることができます。ただし、総攻撃に使用した「共産軍」「反撃」駒はゲームから除外され以後使用できません。
38度線
38度線が描かれているヘクスにいずれかの陣営の駒が置かれた時点で初めてその駒が置かれているヘクスは「拠点」として機能します。
韓国軍の38度線突破
西側陣営のプレイヤーは38度線より南側に東側陣営の駒がある限り38度線を含まない北側へ「攻撃」あるいは「拠点防御/占領」を行うことが出来ません。
ただし、「反撃」マーカーを使用する場合、上記の条件を無視して元山に駒を配置して以後そこを拠点にこの条件を無視することが出来ます。
禁止ヘクスサイド
太い黒いヘクスサイドをまたいで駒の配置はできません。