コマンドマガジン第37号
発売日:2001年2月20日
価 格:3,780円
◆付録ゲーム
■Europe at War(ジョン・エドワーズ)
■掲載記事
レース・トゥ・ベルリン/モスクワ(『ヨーロッパ・アト・ウォー』リプレイ)/将軍たちの横顔(将軍ユニット解説)/EAWに見る第二次欧州大戦(初心者向き解説記事)/第二次欧州大戦の戦略級ゲームを総括する/我がレイテ戦に悔いなし・後編(『マッカーサーの帰還』リプレイ)/ソロマニ・リム宙域の覇者/プエブロ族の反乱/アメリカ民兵伝承史/フランス外人部隊で過ごした5年間/ショート・ラウンズ(ベトナム戦争) 他
Q:将軍や独軍の海軍など、能力が異なるユニットがあるが、配置するプレイヤーが任意に選択できるのか。
A:できます。
Q:空軍歩兵や海軍歩兵の生産制限とは何か。
A:それぞれ1ターンに1ユニットずつしか生産できません。
Q:DM増加に必要な「自軍歩兵」などには同盟軍部隊ユニットも含まれるのか。
A:枢軸同盟軍歩兵は、これに関してドイツ軍歩兵同様に扱われます。
Q:仮に両軍がエリアで共存することがある場合は(アフリカで第1ラウンドに全滅しなかった場合など)、DMを既に置いていたプレイヤーはDMを増加して良いのか。また、DMを置いていなかったプレイヤーはDMを置いて良いのか。それとも両軍とも1DMに置き換え、それ以上増加しないのか。
A:アフリカなど戦闘ラウンドに制限があるエリアに関しては、決着がつかなかった場合、両軍ともにDMを配置できません(既に置かれているDMは除去されます)。
Q:海上移動を終えたユニットで、戦車以降の移動順のユニットは、その後の移動ができるのか。
A:できません。
Q:輸送船団攻撃のダイス数の決定について、「海軍ユニット数/海軍歩兵ユニット数(/イングランドの防衛力=8)」とあるのは、「海軍ユニット数+海軍歩兵ユニット数(+イングランドの防衛力=8)」の趣旨か。
A:海軍ユニットの数が基本ですが、枢軸軍の場合はこれに海軍歩兵ユニットの数を加えることができます。またイングランドに対する移動であれば、連合軍はダイス8つを余分に振ることができます。
Q:デーニッツのサイの目修正は、海軍歩兵ユニットのみに認められるのか(海軍ユニットも含めるのか)。
A:海軍歩兵ユニットによる船団攻撃のみに適用されます。
Q:対空射撃を行う空軍歩兵は、1基地から「エリア」に飛来する敵空軍ユニット・グループにまとめて射撃を行うのか。あるいは生産拠点、海軍基地、空軍基地の攻撃について個別に射撃を行うのか。後者の場合、それぞれ空軍歩兵の数のダイスを振れるのか、あるいはダイス数を分割するのか。また、1基地を越える箇所から敵空軍ユニット・グループが飛来した場合はどうするのか。
A:最初の問いに関しては前者です。次の問いに関しては、「再び同じ手順を繰り返します」ということになります。最初の基地からの航空任務でドイツ空軍歩兵を潰しておけば、次の基地からの航空任務がやりやすくなるわけです。
Q:対空射撃は戦術任務の空軍に対しても有効なのか。
A:戦術任務を行う空軍ユニットに対空射撃を行うことはできません。
Q:戦略爆撃時に迎撃されずに済んだ空軍ユニットは、戦略爆撃終了時に除去されるのか。
A:基地に戻ります。
Q:V2ロケットは、戦略爆撃終了時に除去されるのか。
A:その通りです。
Q:戦闘解決するエリアの順番は、どのように決まるのか。
A:連合軍プレイヤーが決めます。
Q:戦闘は(ラウンド制限がされているエリアを除いて)戦闘ラウンドを繰り返して解決するのか。
A:その通りです。
Q:戦闘終了時は、(ラウンド制限がされているエリアを除いて)以下のいずれか。
1. どちらかが全滅するか、どちらかが退却するまで
2. 1の状態になるか、両軍が戦闘の終了に同意するまで
3. 1の状態になるか、どちらかが戦闘の終了を要求した場合(退却の必要はない)
4. 第1ラウンド終了時(イタリア等は特別に長く戦える)
A:1です。
Q:退却は、隣接する友軍エリアにしか行えないのか(同エリアの基地などに退却できるかという趣旨。リプレイでイングランドからホワイトホールに退却しているので)。
A:本国エリアの戦闘では基地、司令部に退却することが可能です。
Q:退却したエリアではまだ戦闘が未解決で、退却を選択したプレイヤーが、そのエリアでの戦闘の結果、退却を選択した場合は、既に退却してきたユニットはどうなるのか。
A:元いたユニットと一緒に退却します。
Q:自軍DMが置かれているエリアに退却したが、そこには敵ユニットしか存在しなかった。この場合、両軍のユニットは共存するのか。
A:DM単独ではマーカーが除去されてしまうので、通常は守備隊を置いているものですが、守備隊を置いていないエリアに敵に進攻された場合、及びその守備隊が除去されてそのエリアのDM除去が確実なエリアには、退却できないものとします。
Q:アフリカ、イングランドなどのエリアに記載がある「退却しなければならない」とはどのような場合か。
A:全ての将軍が失われた時です。
Q:ディートリッヒの能力は、GD、LEHR、HGには適用されないのか。
A:されません。
Q:空挺部隊の移動の順番は、以下のうちどれか。
1. ステップ2(移動期全体)の内の任意の時期(通常は最後に移動されるであろう)
2. ターンの手順の2の時期(歩兵ユニットの移動時期)
A:通常の移動であれば、歩兵と同時期に移動させます。空挺作戦を行う時は、ステップ2の最後に行います。
Q:原爆は、使用してもなくならないのか(米国の場合毎ターン最大2回の爆撃を繰り返し行えるのか)。
A:使用後、ユニットを除去します(再生産が必要)。生産手順の関係で、アメリカは2ユニットの原爆を2ターン連続して使用することはできません。
Q:原爆は、同じエリアに対して2度以上使用できるのか。その場合BPVはその都度1減少するのか(2度使用された場合2BPV減少するのか)。
A:その通りです。
Q:パルチザンの攻撃が成功した場合、1DMを失うのか、DMマーカを失うのか(3DMであっても0となるのか)。
A:恐ろしいことにDM全てが失われてしまいます。
Q:デーニッツの船団攻撃ボーナスの適用は、ダイスを振った後で任意のダイスの出目を+1できるのか?
A:どのダイスに修正を加えるのかを決めてから、ダイスを振ります。
Q:ダイスを振った結果、損害を充足できるだけの戦力がないときどうなりますか?
1. 歩兵がいないときに1〜4が出た
2. 将軍がいないときに5〜6が出た
3. 歩兵が1戦力しかないときに2〜4が出たなど
A:代替ユニットを1つ除去します。3の場合は「オーバーキル」にはならず、そのヒットは歩兵1ユニットを除去するだけとなります。
Q:独軍が北方、中央、南方を支配した後、「ロシア」に進撃したが、その後、前3者のエリアのいずれかを奪回された。その場合の処理は以下のうちどれか。
1. 「ロシア」にいる独軍はそのまま止まって良い。新たな部隊は「ロシア」に進入してはならない。ただし、戦術任務の空軍は配置して良い
2. 「ロシア」にいる独軍はそのまま止まって良い。新たな部隊は「ロシア」に進入してはならない。戦術任務の空軍も配置してはならない
3. 新たな部隊も「ロシア」に進入して良い
4. 「ロシア」にいる独軍は、直ちに退去せねばならない
A:ロシア/ドイツに対する移動制限は、敵本国が敵支配下にある場合にのみ適用されます。よってこの場合は3が正解です。
Q:将軍、指導者、エリート戦車ユニットは、最初に進入するエリアが敵支配下でも、2エリア移動できるのか(7.3の適用はされないのか)。
A:7.3が適用されます。よって最初のエリアが敵支配下の時は、2エリア移動できません。
Q:空軍は、北方、中央、南方が配置されていない「ロシア」に、戦術任務で配置することができるか。
A:地上軍がいないために配置することはできません。
Q:将軍の配置されていない連合軍DMが置かれているエリアに、独軍が空軍を戦術任務で配置してしてきた。その場合の処理は以下のうちどれか。
1. 戦闘を解決後、独空軍が残っていれば、まず、連合軍が退却する(11.0)。独軍はDMを置けない(6.0)。連合軍はDMを失う。
2. 連合軍が退却し、独軍はDMを置けないが、連合軍はDMを失わない。ただし、生産ポイントは得られない(6.0)。
3. 実は、自軍陸軍がいないエリアには、戦術任務の空軍は置けないので、この問題は発生しない。
A:ルール通りでは2が正解です。
Q:タンク・エキスパートの能力は、戦車部隊全体に及ぶのか否か(例:戦車部隊が9部隊いる場合は、自動的に3ヒット与えるのか、2ヒット及び1個のダイスあるいは1ヒット及び6個のダイスとなるのか)。
A:1人いれば戦車3ユニットにつき1ヒットを与えられます(上の例では3ヒット)。
Q:タンク・エキスパートの能力は、親衛隊の戦車部隊に適用しても良いのか。また、国防軍のエリート戦車部隊はどうか。
A:どちらにも使用可能です。
Q:タンク・エキスパートの能力は、戦術任務の空軍ユニットに適用しても良いのか(「『EAW』に学ぶ第二次欧州大戦」では肯定されているが、念のため)。
A:可能です。
Q:ジューコフとディートリッヒの能力は、エリート部隊全体に及ぶのか否か。
A:タンク・エキスパート同様です。