第一次世界大戦の敗北から二十年、ドイツは雌伏の時を終え、ヨーロッパにその牙を剥いた──。

 

『ドイッチュラント・ウンターゲルト』『第二次世界大戦』に続く、高梨俊一デザインの欧州大戦戦略級ゲーム第3弾『第三帝国の興亡』が登場です。

 

独ソ不可侵条約締結後から始まる1939年シナリオと、ミュンヘン会議から始まる1938年シナリオを収録。コンセプトは『第二次世界大戦』と同じですが、今作は戦略級ゲームで見落とされがちな西アジアとアフリカにも焦点が当てられ、何故イタリアがエチオピアにこだわったのか、何故ロンメルが派遣されたのか、自然と理解できるようになっています。

 

ドイツ軍のリソースは固定ですが、連合軍は徐々に増えていき、戦闘力も次第に枢軸国を凌駕していきます。どの国をどのタイミングで攻めるかといった計画も含め、生産マネジメントが重要です。

 

戦闘は3パターンのCRTから選べるようになっており、その時々での戦術性も問われる作りになっています。

 

はたしてヨーロッパの覇権は誰が握るのか？

 

本誌には付録ゲームリプレイの他、高梨俊一デザインの戦略級ゲーム紹介を掲載。さらに小特集として日露戦争テーマのゲームを取り上げ、戦略級ゲームのあり方を掘り下げます。

 

引き続き、100号突破記念として、特別インタビューや記事リスト、本誌の歴史を振り返る総合カタログ（51〜100号までとベストなど）が付録。全ゲームの情報だけではなく、これまで発表された正誤表も網羅した便利帳としてもご利用いただけます。

 

 『第三帝国の興亡』選択ルール （ファイル形式：PDF、サイズ：1.5MB）［2012.02.20 Update!!］

◇ 本誌80ページ（カラー16ページ）		◇ ルールブック　1冊（20ページ）		◇ A1判マップ　1枚
◇ カウンターシート　1枚（12.5mm角）		◇ カードシート　1枚（10枚）		◇ プレイヤー補助カード　3枚
◇ 100号記念カタログ（32ページ）

■特集：第三帝国の興亡

●巻頭リプレイ：世界征服しましょうか？ （高原武志／コミック：松田大秀） ※リンク先はPDF（前半のみ）（サイズ：4.7MB）です。

●歴史関連記事：周縁への衝動──ロシア以外の戦争目的 （大木 毅）

 

■関連ゲーム紹介

●全ての戦略級ゲームの始まり （高原武志）

●中高生に戦略級の面白さを伝えた秀作 （野上 靖）

●中高生にも手の届く戦略級WWII （野上 靖）

●「棒が一本なくなりました」 （高原武志）

 

■小特集

●三つの日露戦争──『日露戦争』『The Tide at Sunrise』『日露大戦』：行く川の流れたえずして （大久保城治）

●戦略・作戦級の戦史──『［日露激突］奉天大会戦』 （鹿内靖）

 

■コラム

●マンシュタイン戦記：番外編　それからのマンシュタイン （大木 毅）

 

■100号記念対談

●コマンドを支えた男と女（後編）

 

■索引

●コマンドマガジン51〜100号ゲーム記事目録

 

■ゲーム紹介

●100年に及ぶ戦乱の源泉に触れる （岩永秀明）

●土星をめぐる攻防戦：『バトルシップ・ギャラクシーズ』 （高原武志）

 

■How to Play 海外ゲーム

●Black Cross/Blue SKY （鈴木拓也）

 

■Work in Progress

●フォークランド・ショウダウン

 

■連載＆不定期連載

●New Comers

●復活！ 男泣き戦争映画塾 （山内克介）

●ユニットよもやま物語 （生駒望人）

●ゲームから本へ、本からゲームへ （桂令夫）

●野獣げぇまぁ拡大版 （徳岡正肇）

●魁！ コマンド士官学校 （大久保城治）

●日本の戦歴2 （堀場 亙）

●地中海戦史 （八木田和男）

●ゲーム通信（BOARDWALK） （斉藤洋一）

●ゲーム・ルールQ＆A

●ええゲーム発掘隊 （じんぼ ただとし）

●ウォーゲーム日本史出張所 （鈴木銀一郎／篠原知子）

●空想科学盤上遊戯の世界 （いしだ たかし）