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■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】「コマンドマガジン別冊 第13号『日本機動部隊2』」コマンドマガジン別冊 第13号

『日本機動部隊2』

 

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■日本機動部隊2 (相曽祐樹)

 

太平洋戦争末期の空母戦を作戦級のレベルで再現。『日本機動部隊』には登場しなかった〈信濃〉や〈大鳳〉、〈エセックス〉などが大活躍。キャンペーン・シナリオも用意しました。ファン必携のゲームです!!

■エラッタ/Q&A

●エラッタ

艦隊編成シート

セットの手違いのため、艦隊編成シートが日本軍のもの2枚、または連合軍のもの2枚、いずれかとなってしまっています。内容的には違いありませんので、申し訳ありませんがそのままご使用ください。第32号に改めて艦隊編成シートが付属しています。

戦艦〈カリフォルニア〉

〈California〉の防御力は「8」です。第31号に訂正したカウンターが付属しています。

キャンペーンシナリオの勝利条件

連合軍の戦略勝利得点は以下の通りです。

 

占領の成功

サイパン……………+2

硫黄島………………+1

ペリリュー…………+1

ダバオ………………+1

レイテ………………+2

ルソン………………+2

台湾…………………+2

沖縄…………………+1

 

日本軍マリアナ諸島攻撃失敗……+1

(ここがルールで−になっています)

 

※史実における米軍の戦略勝利得点はサイパン、ペリリュー、レイテ、ルソンの占領と台湾に対する制圧の成功で8点を得点し、対する日本軍は15戦術ポイント程度を得点(比島の神風の戦果等含む)して米軍に対して1点の減点を与えているため米軍の最終勝利得点は7点と考えています。これに栗田艦隊のレイテ島上陸船団突入は可能だったと仮定して、旧式戦艦隊等の損害を考えて(輸送船団にまで突入が成功するとは思いませんが……)米軍勝利のボーダを5点と決めています。しかし、空母部隊による囮作戦等のトリックを行う事が難しいため、もう少し米軍の勝利条件を難しくしても良かったかもしれません。

●Q&A

Q:艦艇ユニットの裏面のほうが表面より防御力が高い艦艇ユニットがあるが、これは間違いではないか?

 

A:間違いではありません。「損害は受けやすいけれど沈みにくい艦」を表しているのです。

Q:中堅レベル、熟練レベルの海軍航空機を同じ機種でも艦載機にすることができないのですか?

 

A:できません。

 

※当時の日本海軍操縦士育成システムおよび部隊編成を基にしているため不可能としています。少数の操縦士が転任する等は可能かと思いますが飛行隊規模の変更は部隊付きの整備兵等の支援部隊の任務変更等の大改革が含まれるため不可能と考えます。

 

母艦航空隊→基地航空隊も同様なのですが、こちらは南方作戦等で実例があるので可としています。この時は機体(胴体)の隙間等へ整備兵を便乗させて行ったようです。

 

航空隊の戦力は航空機と操縦士だけでなく当然整備兵の能力に大きく左右されていました。また、母艦整備兵は通常の整備兵任務に加え船員としての(さらに大戦末期には増設された対空砲要員としても)能力を要求されていました。烈風や流星が大活躍する仮想戦キャンペーンでは可としても良いと思いますが、その場合はベテラン陸上機→一般艦上機(同一任務機種)への変更としたいと思います。

 

まあ、自動車教習所と同じで、どんなに巧くても離着艦訓練は規定時間しっかりやれよと言ったところでしょうか。

Q:ルールブック16.7に、"空母を訓練Bから出撃エリアに再配置の時、戦略Pが低くて済む"とあるが、実際の日本軍戦略ポイント消費表を見ると低くなっていない。

 

A:正規空母は3ポイント、軽空母は2ポイントで出撃できます。

Q:どの出撃エリア(艦船待機ボックス)に居る空母でも、戦略Pを消費することで、艦載機訓練部隊ボックスに空母を配置することが出来ますか?

 

A:できます。

 

距離によるポイントの変化や、回航時に米軍潜水艦による襲撃が発生するイベント等を考えたのですが、今回は採用していません。機会がありましたらコマンド誌をお借りして追加ルールを発表したいと考えております。

Q:アメリカ戦闘機の対地攻撃力は、上陸作戦時の航空支援のみ使用可能か?

 

A:そうです。

 

ただし実際には、マリアナ沖海戦頃になると米軍艦戦は爆装して対艦攻撃にも参加するようになっています。また、主力降爆であるSB2Cに様々な問題が有った事もあり大戦末期には降爆に代わって艦戦に降爆の任務も任せる降爆不要論までが出現しています。そして米軍艦戦による降爆任務は、日本軍の爆装戦闘機とは違い極めて有効性の高いもので有ったことが実戦で証明されています。その代表例のひとつが坊の岬沖海戦でしょう。ですから、こちらについても機会がありましたらコマンド誌をお借りして追加ルールを発表したいと考えております。

Q:上陸支援時の航空機の発進時期は、どのフェイズか?(陸上基地攻撃や艦隊攻撃のフェイズと同じですか?)。

 

A:そうです。

Q:また上陸支援に行ける航空機ユニットは「航空機運用シート」の発進準備のボックスに居るユニットのみ可能か?

 

A:そうです。

Q:上陸戦闘について 上陸ポイントは、輸送船のステップ数か、艦艇の攻撃力と支援航空機の対地攻撃の合計を上陸地点防御力で割った数値(サイパン攻略では15)と輸送船ステップ数の少ない方の数値分を毎回減らすのですか。(片方のポイントが0の時は、0ですか?)

 

A:そうです。

Q:上陸戦闘について 上陸艦隊に日本軍が、砲雷撃戦を挑まれるとアメリカ軍は上陸支援に砲撃力を使えないのですか。

 

A:そうです。水上戦闘を実施した艦隊は、そのターンに上陸支援を実施できません。

Q:上陸戦闘について 上陸艦隊に日本軍が航空攻撃を仕掛けた場合、上陸支援航空機は、迎撃に使わなければならず、使った迎撃機は上陸支援に使えないのですか。

 

A:迎撃を実施するかは、プレイヤーの任意とします。上陸支援任務の航空機は、艦隊と同一ヘクスに存在する事になりますが攻撃隊として扱います。ただし、そのヘクスで航空戦闘が発生した時は、攻撃隊に含まれる戦闘機を迎撃戦闘に参加させることができる事にします。

 

この時、攻撃隊に含まれる戦闘機全てを迎撃戦闘に参加させるか、否かが選択できます。もちろん迎撃戦闘に参加した戦闘機は上陸支援任務を実施する事が不可能になります。

戦闘解決後に帰還ボックスへ移動させます。また、この時、航空戦闘の解決後に日本軍航空機が残存していたら、航空機による上陸支援は不可能になります。つまり迎撃戦闘に参加していない攻撃機は、この状況が発生すると帰還ボックスへ移動させます。

 

米軍側に少々きつい処理ですが上陸作戦と言う難しい局面の一部を再現するため、水上戦と同様に日本軍側の少数の攻撃が邪魔になるようにしています。米軍プレイヤとしては、基本的に上陸ヘクスへ敵軍を近づけないことが肝心と言うことです。