■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) [シミュレーションゲーム・ミリタリーヒストリー・ストラテジー・アナリシス]】Advanced TOBRUK(アドバンスト・トブルク)

アドバンスト・トブルク [エラッタ/Q&A]

最終更新2005/05/12

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■エラッタ

 

付属のプレイ補助チャートですが、一部に誤記や数値ミスなどが見つかっています。以下に修正版をアップロード致しましたので、印刷してご利用ください(無断転載・売買などは禁止致します)。

 

[チャート1]

[チャート2]

[チャート3]

※サイズは全てA4です。

■12.10.9から赤字の部分を削除して読み直してください。また12.10.9a項を追加してください。(06/05/12)

 

12.10.9 対車輌・重火器戦闘結果表(C2) ??C1表を使わない攻撃が兵員以1外のユニットに与える損害はC2表を使って判定します。HPTでの命中を必要とする兵器でAPCやトラック系車輌を攻撃するときは、先に命中判定を行います。HEで射撃するときは、火器がHEを射撃するならF2表のHE列から適切な口径欄を使います。同様にAPを射撃するならF2表のC2|Other列から、砲の口径が20mm以下(20を含む)なら“<20”欄を、25mm以上なら“25+”欄を使います。註:F2表で導き出された結果を元にC2表での判定を行います。C#が目標に適用される損害を決定することになります。

 

HPTでの命中を必要としない攻撃では、F2表でダイスを振って、攻撃で使われたGF欄による結果を元に、C2表で目標に与えた損害を判定します。

 

12.10.9a 重火器破壊判定表(C4) ??MG以外の20mm以下の口径の火器(例:ATR;20|B  H|AAなど)がHPT判定で重火器に命中したら、C4表を用いて判定します。ダイス判定で"F"の結果が得られたら、 重火器はF-Killとなります。20mmを越える口径のAP弾が命中した重火器は自動的に除去されます。この表の判定によって重火器が除去された場合、操作員については、AP弾ならばF2表のAP弾のコラム(GF4)、HE弾ならば口径に応じたコラムを参照して、再度ダイス判定をしてください。

■11.5.82b 赤字の部分を読み替えてください。(06/05/18)

 

(誤)HPTを使わない小火器・M|MGによる攻撃で破壊された場合はGFで判定しますが、ATR・M|MGがHPT(前者はA1表、後者はA2表)を使用する攻撃で輸送車両をF-Killした場合は、輸送されていた兵員には影響ありません。

 

(正)HPTを使わない小火器・M|MGによる攻撃で破壊された場合はGFで判定しますが、ATR・M|MGがHPT(前者はA1表、後者はA2表)を使用する攻撃で輸送車両をK-Killした場合は、輸送されていた兵員には影響ありません。

■10.3.1.a 赤字の部分を付け加えてください。(05/12/28)

 

F2表で自軍の兵員ユニットに損害が生じた時、同じロケーションにいるか、同一ヘクスにいてそのロケーションにLOSが設定できる。

●30ページの塚ヘクスサイドと小丘がLOSに与える影響に関して、解説は旧版のルールに準拠したものであり、最新ルールと大幅に矛盾していることが明らかになりました。P.30の図版の説明に関しては、全て削除し、以下のように読みかえてください。

 

(正)

 

クルセイダーとII号戦車は互いにLOSを設定できません。またクルセイダーは8分隊が携行しているL|ATRに対してはいかなる地形効果も得られないので、車体後面あるいは砲塔側面に命中弾を受けます。

 

21分隊は8、9,10分隊にLOSを設定できません。また8分隊はスチュアート戦車に対しては良好遮蔽状態です。仮に15分隊が敵ユニットだったとして、これが10分隊を攻撃する場合(あるいはその逆のケース)は、8.12.6項に従います(15分隊は10分隊に対して遮蔽状態はない一方、10分隊は15分隊から見て良好遮蔽状態)。

 

21分隊と15分隊は相互に見ることができます。15分隊は8分隊やクルセイダー、II号戦車を見ることはできません。塚ヘクスサイドに隣接した高度の低い側は、ヘクスサイドを挟んで隣接する小丘までは見ることができますが、その先の小丘は見られません。したがって、10分隊はヘクスXを見ることができません。

 

小丘の上にいるユニットの高度レベルは+5となります。

 

スチュアート戦車は自動的にHD状態になれるわけではありません。小丘ヘクス進入後に8.12.7項にしたがって判定をしなければなりません。

●38ページの図版について。塚ヘクスサイドと小丘がLOSに与える影響として解説していますが、正しくは「丘(8.13)」に関する説明です。『アドバンスト。トブルク』には登場しない地形ですが、発売予定の追加キット『Wavell's 30,000』などに添付されているオーバーレイを丘として使用するシナリオなどもありますので、こちらに明確化します。

 

(正)

 

図は丘(8.13)が関与するLOSの例です。説明する上で、便宜的に輪郭を塚ヘクスサイドとは見なさないことに注意してください。高度レベルは図の通り、陥没地が-5、平地はレベル0、丘は+10〜+30まであります。丘がホットケーキを重ねたように盛り上がっていることに注意してください。

 

例では、6はすべてのユニットに対してLOSを設定できます。このヘクスの全てのヘクスサイドからなだらかに高度が低下しているので、6は全周囲にLOSを設定できるのです。2に対しても観えないヘクスは発生しません。しかし、高度レベル+30の輪郭ヘクスサイドが存在せず、高度+20の部分が”平らな丘”(8.13.21例外)だとすれば、6は2、7、11、12にLOSを設定できません。なぜなら、これらのユニットは輪郭ヘクスサイドに接する低い側のヘクスにいるからです。それでも、6は14を観ることはできます。

 

4が3を観ることはできません。高度+30の丘が間に存在するからです。また12を観ることもできません。7は2を観ることはできませんが、陥没地の中にいる5を観ることができます。3から11は連続する斜面なので観ることができます。3が現在の位置にいて、丘が一切存在しないとすると、3は陥没地の中の5を観ることができません。

 

輪郭ヘクスサイドがLOSに触れてしまうため、11は2を観ることができません。

■P3の鉄条網のマーカー説明が勲章になってます。
■28ページの別枠の例文にP33と記載されていますが、これは29ページの間違いです。

■Q&A

Q:

(1)8.12.6では塚ヘクスサイドの下にいるユニットは塚の上でなおかつ隣接したヘクス以外からの射撃に対しては良好遮蔽を受けられると解釈できます。一方、8.12.4にて塚ヘクスサイド上のユニットは小丘に対して隣接するヘクスより向こうにはLOSを設定できないとあります。LOSは相互に妨害されるものとすると、この2つは矛盾するのでは?

 

(2) P30の図のエラッタでは15分隊から21分隊はLOSが引けるとありますが、引けないのでは?(06' 08/07)

 

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】アドバンスト・トブルク「Q&Aイメージ1」

 

A:8.12.4項での記述は、主にBの位置に関することが中心です。〈塚ヘクスサイドが印刷されている地形〉とは、Bの位置のことでAは該当しません。この記述は相互に関係しておらず、一方通行の制限であることに注意してください。

 

具体的に言いますと、BはCに対してLOSが引けますが、Dには引けません。しかし、CもDもBを見ることができますし、AはCやDを含む小丘から見て〈塚ヘクスサイドが印刷されている地形〉ではありませんので、相互にLOSが設定できます。

 

この理由から、DがBを攻撃する際、BがAFV以外のユニットならば良好遮蔽を得ます。

Q:コマンド66号のATSBG2では12.5.11.1AP弾のクリティカルヒット等、アドバンストトブルクには記載されてないルールがありますが、これらはATBG2だけのローカルルールと解釈すべきでしょうか?(06' 08/07)

 

A:クリティカルヒットのルールは日本語版ATSが準拠したver.2.26以後に導入されたルールで、後発のATSBG2には盛り込まれました。ATSに導入しても問題ありませんが、事前に対戦相手と確認しておくと良いでしょう。

Q:シナリオカード3「攻防171地点」のマップレイアウトと、イギリス軍の初期配置がずれているように思うのですが? (05' 07/06)

 

A:正しくは、イギリス軍の国王騎兵連隊にある「ヘクス列T〜EE」です。マップレイアウトの図は、初期配置のイギリス軍配置が左に寄りすぎています。これがマップ中央にあると見なしてください。

Q:7P下の例5−7行目

LOSを引くことができませんとありますが、LOSは引けるのでは?

 

Q:7P下の例13-14行目

LOSが枯れ谷ヘックスサイドを通過するのでLOSが引けないような記述があるがLOSは引けるのでは?

 

■シミュレーションゲーム専門誌■【Command Magazine(コマンドマガジン) 】アドバンスト・トブルク「Q&Aイメージ2」

 

A:添付図をご覧ください。この項目については理由が明確化されていないのですが、7.3項および7.3.4項の概念から判断すると、LDの上にいるユニットは横から見た場合、上図のようなポジションにいると考えられます。したがって、“観る”ことはできても、LOSを引くことはできないことになります。

 

もう少し詳しく説明すると、下の図でLD地形の上にいるユニットは、AとBに対してはLOSを設定できず、CからFのうち連続する2ヘクスサイドに対して射撃可能なLOSを引けるということです。仮に図の位置にLOS+10マーカーがおいてあれば、LOSはCとDに対して引けるということになります。

Q:7P 下の例17−19行目

HDが適用される3ヘックスサイドを通過してLOSを引くことができません。とありますが、そんなルールはありますか?

 

A:こちらは原文の間違いです。3ヘクスサイドではなく2ヘクスサイドが正解です。ご迷惑おかけいたしました。

Q:39P 12.10.91 11行

D1表での判定後にC2表を使うことになります。とあるが逆ではないか?

 

A:原文が間違えていました。申し訳ございません。正しくは「C1表での判定後に、C2表を使用する」となります。

Q:ルール21ページの中段 9.10.1の重火器についての記述2行目「HPNに+1DRM……」という記述がありますが、部分遮蔽状態のため「+2DRM」になるのではないでしょうか?

 

A:ご指摘の通りです。これは+1ではなく「+2DRM」が正しい記述となります。

Q:シナリオの2 ドイツ・イタリア軍の戦闘序列で1段目の最後3つの

1−1−8 1−1−7 1−1−7 ×7 は

1−1−8FO  1−1−7  5−4−6 ×7

の間違いではないでしょうか。?

 

A:ご指摘の通り、正しくは5-4-6 ×7 となります。

Q:37ページの12.10.51で「TRに命中したとき、AFVは自動的にM-KILLとなります」とありますが、自動的ではないですよね?

 

A:12.10.643項には「AFVがTR、または前面ないし後面のUHに命中して、C1表の結果がPOSS K-KillであればD2表を使用する」とあり、12.10.51項の説明と矛盾します。バージョン2.xx以降のルールでは、概ねユニットの生存性を高める形の修正が加えられていますので、TRに命中弾が出たときは、12.10.51項の内容は無視して、D2表を使用して判定してください。

Q:35頁の上図の説明と37ページの12.10.62の説明(車両の向きに対して、側面、後面判定時のヘクスサイドの扱いについて)が逆のことが書いてあるようなのですが、どちらが正しいのでしょうか?

 

A:図版の説明が誤りです。図版の説明とルール本文の内容が食い違うときは、ルール本文の記述を適用してください。デザイナーからの回答も以上のようなものでした。

Q:P.7の6.2.61の+5「以上」高いとさえぎるとなってますが、+5より高いとではないのでしょうか? 上の別枠の例文を見るとそのように見えます。

 

A:これは「少なくとも+5レベル以上となる阻止地形がLOSを阻止する」が正しい説明です。7ページ上段の図版解説が誤っています。LOSに関する旧版との最大の変更点は、+5レベルの地形がLOSを妨げるようになったことにあります。混乱を招く表現を残してしまい、申し訳ありませんでした。