兵糧が戦略を決める時代
戦国もの国盗りウォーゲームの新定番
群雄割拠の戦国時代。
覇者になる条件は、軍事力だけではなかった。領国経営、政治的判断、そして経済力である。『東国争乱』は、時代と共に領地の生産力が変化していく。ゲーム開始当初に有利な山地は、後期になると農地改革の進んだ平地に負けてしまうのだ。自国の経済発展をどう進めるかに、プレイヤーの戦国大名としての手腕が試される。
誌面には、ゲームデザインを担当した芝村裕吏氏によるデザイナーズノートの他、戦国時代の領国経営などの歴史解説・資料を掲載。ゲームと記事で戦国時代を紐解く!
今号からルールが今までのB5サイズからA4サイズに変更され、大判で見やすくなりました。また、マップは厚手の紙につや消し撥水加工を施すことで耐久性が高まりました。
ウォーゲーム日本史 第9号
『東国争乱』
価 格:2,800円(本体価格)+税
発売日:2011年03月20日
判 型:A4判(297x210mm)
ISBN:978-4-434-15435-5 C2321
『東国争乱』
●ゲームデザイン/芝村裕吏
(コンシューマーゲーム『高機動幻想ガンパレード・マーチ』『絢爛舞踏祭』、TRPG『Aの魔法陣』)
《軍事・政治・経済──戦国大名としての知略を駆使して乱世を生き抜け!》
▲『東国争乱』マップ(A2判) |
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※クリックで拡大画像を見ることができます。 |
『東国争乱』は、2〜5人でプレイする戦略級ゲームです。
プレイヤーは戦国時代の代表的な大名家を受け持ち、盤上に自分の支配エリアを広げていきます。
各エリアには石高や金の算出、その発展に関する情報が記載されており、兵の動員とも大きく関わるため、土地の将来性を見越した戦略が必要とされます。初期に有利な山岳地方でアドバンテージを取って早期に決着を付けるか、雌伏の時を経て後半富める平野で逆転を狙うか。各勢力が取るべき戦略は大きく異なります。
また、戦いにおいては歩兵、騎兵など兵種の違いが表現されており、銃兵の動員では経済や体制との結びつきも感じられるでしょう。
上杉は戦闘に有利な能力を、今川は政略に有利な能力を持つなど、各勢力の特徴も表されています。
最大5人で遊べてプレイ時間は3〜4時間。2〜3人用のシナリオも5本用意されており、より短い時間でのプレイも可能です
知略を尽くして覇権を手にしてください。
●マップ 1枚(A2判)
●カウンター 150個(15mm)
●解説書 28頁
●ルールブック 4頁
●大名カード 5枚
※本冊とコンポーネントはジップロックに封入されています。
[プレイ人数] 2〜5人
[プレイ時間] 2〜4時間(人数による)
【歴史解説】
●東国争乱が描く戦国
●東国の五雄
ゲームのテーマや背景の紹介
【プレイの手引き】
●チュートリアル
プレイの基本的な手順を図解つきで分かりやすく説明します。
●長いデザイナーズノート(芝村裕吏)
デザイナー自身が語る、抽象化とシステム解説
【歴史記事】
●戦国時代の領国経営
室町時代末期からの時代背景を解説。戦国大名の興りから天下統一までの勢力範囲の変化、
社会体制の変遷をたどります。
●中世日本の城砦(新連載)
戦国時代における城とは? 城の機能と重要性について解説
【ゲーム】
●『東国争乱』ルールブック(A4判/4頁)