信長の覇業は尾張統一から始まった
ウォーゲーム日本史第11号付録は、アナログ・ウォーゲームにはめずらしい織田信長による尾張統一戦がテーマです。ゲームデザインは『箱館戦争』で日本デビューを果たしたドナルド・ブース氏。
日本通の氏ならではの視点で、半農半兵の戦国時代の兵制を再現。敵味方のはっきりしない当時の尾張情勢をウォーゲーム日本史では初となるヘクスマップに落とし込んでいます。
家督争いから始まった家臣団の謀反や庇護者とも言える道三の存命不定、三河情勢など、様々な障害を乗り越え、信長は尾張を統一できるのでしょうか?
もし、あなたが織田信長だったら、この難局をどう乗り越えるのかを体験してください。
ウォーゲーム日本史 第11号
『信長軍記』
価 格:2,800円(本体価格)+税
発売日:2011年09月20日
判 型:A4判(297x210mm)
ISBN:978-4-434-15888-9 C2321
『信長軍記』
●ゲームデザイン/ドナルド・ブース(Donald Booth)(『箱館戦争/箱館湾海戦』)
ゲームの舞台となるのは現在の愛知県に位置する尾張国と隣国三河国の一部です。
一方のプレイヤーは織田信長の立場で、反対勢力の抵抗を抑えて尾張統一を図り、もう一方は信長に敵対する織田家と尾張進出を目論む今川家の立場となり、尾張統一を阻止します。去就の定まらない中立勢力の懐柔、処分がゲームの焦点になるでしょう。
ゲームは信長が家督を継いだ1552年から10年間を、1ターン1年でプレイします。信長は勝利点を獲得するため、より長期間重要拠点を支配下に置くべく行動します。対する反織田方も、毎年兵を動員し、出兵することになります。
兵を雇うにも、動かすにも、戦わせるにも、そして外交で他勢力を懐柔するにもリソース=「銭」が必要です。当時兵を長期にわたって戦場に留めるには経済力が必須でした。経済を味方に付けられるのは果たしてどちらか!?
●マップ 1枚(A2判)
●カウンター 80個(20mm)
●解説書 28頁
●ルールブック 8頁
※本冊とコンポーネントはジップロックに封入されています。
[プレイ人数] 2人
[プレイ時間] 120分程度
【歴史解説】
●巻頭コラム 尾張統一までの道のり (鈴木銀一郎)
【プレイの手引き】
●『信長軍記』リプレイ:下天のうちをくらぶれば (ドナルド・ブース)
【歴史記事】
●織田氏の発展と織田信長 (白浜わたる)
●中世日本の城砦 (来栖平次郎)